魅力がない「デパート友の会」

デパート(百貨店)には、「友の会」と呼ばれる一種の
金融商品があります。

月々1万円積み立てて、1年後に12万円に1か月分を
サービスするという(つまり13万円)ものです。
12万円が13万円になるのですから、利回りは8.3%ですね。

一般的な定期預金などと比べれば高利なので、主婦層などに
人気があるようです。

では、買いか?というと、そうでもありません。
いろいろ検討しましたが、これは明らかに「投資不適格」だと思います。
いくつか、リスクをあげてみます。

①低い流動性
当然ながら、得られるものは「買物券」であって「現金」ではありません。
該当の百貨店での買い物という制約がある以上、その時点で現金と
同じ価値はありません。つまり、現金利回り8.3%より低価値です。
金券ショップにも売ることができれば多少価値は変わりますが、
残念ながらできないようです。

②信用リスク
信用リスクがあります。発行体(百貨店)が倒産した場合、
元本は保障されません。

③他業種との比較
いまどきの家電量販店でも10%程度のポイントが付きますよね…
そう考えると、高利回りとは言えない気もします。

④百貨店での買い物がそもそも得ではない可能性がある。
同じ商品でもネットショッピングやアウトレットなど、買う場所が異なるだけで
値段も全然違ってきます。8.3%程度であれば、百貨店側の優位を保てません。

「その百貨店でしか買えないものを、確実に1年後に買う予定がある」といった
筋書きでもない限り、友の会に入会する必要なないかと思います。

1年間かけて、8.3%還元のポイントカードを買っていると考えてしまうと、
魅力がなくなってしまうと思いませんか?

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