予想の限界

住信AMのHPに、資産(アセット)別の年間収益率が掲載されていました。
過去6年分の結果で、2011年については前期(1月~6月)分になります。

新しい画像 (3)

毎年順位は入れ替わっており、2年連続で1位となった資産はありません。
それどころか、1位の次の年は8位になってしまうという極端な例のほうが、
むしろ目立ちます。

国内債券のみは低リターンながらも、マイナスになっていないようです。
但しここに一極集中投資してしまうと、インフレや財政破綻への抵抗力が
なくなるので、注意が必要です。

この表を見てどう思うかは、個人によって変わってくると思いますが、
予想して当て続けるのは至難の業であり、ほぼ不可能と考えるほうが、
自然ではないでしょうか。

どれだけ難しいかというと…

★毎年1位のアセットを予想して当て続ける確率(6年間の場合)
262144(8の6乗)分の1の確率となるので、0.00038%

★毎年上位2つのアセットを予想して、当て続ける確率(6年間の場合)
4096(4の6乗)分の1の確率となるので、0.024%

★毎年上位4つのアセットを予想して、当て続ける確率(6年間の場合)
64(2の6乗)分の1の確率となるので、1.56%

6年という短期ですらこの確率です。

反面、表からは次のこともわかります。

すべての資産に分散していれば、基本的にはプラス収支を期待できる。

世界経済は毎年成長するわけですから、考えてみれば自然なことです。
毎年、人口が増え、新しい技術が発見され、新商品が発売されていますので、
世界経済は好不況を繰り返しながらも、緩やかに拡大していきます。

しっかり分散さえできれば、投資というものは危険ではありません。
このような事実があるにもかかわらず、「投資は危険」「投資はギャンブル」と
盲目的に結論付ける人が多いのは残念です。

もちろん例外もあります。表で言えば、2008年のリーマンショックの年です。
この年だけは、どう分散投資しようとダメです。
結果論になりますが、投資などしなかった人が勝ちですね。
ですが、あくまで2008年は例外であって、このような年はめったにありません。

毎年収益率は変化します。
分散投資しても、マイナスになってしまうリスクはあります。
ですが、そのリスクをとれる人だけがリターンを得られるということです。

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