30歳の平均年収を調査

仕事/給与/福利厚生

初めに言っておきますが、年収を他人と比較するのは無意味だと思って
います。それぞれの生活環境も違いますし、土地の物価も異なります。
また、年収が高くても、労働時間が極端に長いだけで、時間あたりの所
得で換算した場合、決して高給といえない事例も数多くあると思います。

ただ、全く意味のないものと決め付けてしまうのもったいない。
自分が同年代のどの位置にいるのか、つまりどの程度、資本主義社会
に適応できているのか(稼ぐ力があるのか)を図る材料にはなります。
また、異論はありますが、年収が高いということは、それだけ世の中に
必要とされている人材=価値が高い人材ということになるかと思います。

コンビニのアルバイトの変えはいくらでもいます(補充ができます)が、
イチローやダルビッシュの変わりはいないという理屈です。
あくまで客観的に見た場合その傾向が強いのであって、年収が低いか
らといって世の中に貢献していないとは思いません。ただ、代わりとなる
人材がいるかいないのかといった尺度からの観察です。

自分の正確な立ち位置を知らずに、「給料が安い」とか「貰いすぎかも」と
思ってしまっては、収入に対する単なる感想になってしまいます。
ですので、正確な位置を知ろうとすることは決して悪いことではありません。
自分は平均より上なのか下なのか?また平均値にそもそも意味はあるの
か?大事なのは平均ではなく中央値なのではないか?…と考えることで、
これからの資産運用に生かせる部分もあるのではないかと思います。

というわけで早速。。。
現在の私の年齢は30歳ですので、30歳の平均年収について調べます。

データの信憑性について検証してしまうと切がないので、今回はデータは
正しいと仮定して話を進めます(すべてを鵜呑みにするのは危険ですが…)
やはり、民間業者のアンケート調査よりも、国が企業に対して行っている
調査のほうがサンプル数が多いので、信憑性が高いと思います。

国税「民間給与実態調査」 H22年
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan/top.htm

これを細かく見ていくと、5歳単位で統計されていると分かりました。
つまり、30歳の年収は分かりません。
仕方が無いので、30歳前半(30歳~34歳)という区分でチェックしました。

それによると、30歳前半の平均年収は384万円と記載されています。
単純に考えると中央年の32歳の平均年収がそんな感じなんでしょうか。

お!そうすると、自分は少し上のほうかも( ´∀`)…っと一瞬思ってしまい
ました。…が現実は甘くは無い。

実は性別で分けると、男性は432万円、女性は299万円となっています。

うーん、432万円か…どうだろう…?残業が多かったりボーナスがまとも
に貰えたら、上回るかもなぁ…それに32歳で432万円と考えると、30歳は
420万くらいか?なんとか平均には届いているような…
などと邪推してしまいます。。。。(*゚∀゚)っ

ただし、ここで1つ盲点が。調べている間は当然正社員だけを対象として
いると思い込んでいたのですが、これが違うみたいです。
確認してみると調査対象は「従業員(パート、アルバイトを含む)」とはっきり
記載されています。旦那さんの扶養の範囲内でパートをしている人や、
趣味を優先して普段はアルバイト生活を満喫している人も含まれている。
3分の1以上の方が非正規雇用という情報もありますので、そういった方た
ちはなかなか平均値に届いていないと考えられます。
つまり、正社員は上記の平均値以上の年収を得ていると考えるのが自然。
いくらか分かりませんが、500くらいはもらってるんでしょうか…

そうすると、次のような感じになると思います。

世間の30歳よりもやや高い収入を得ている 

…と思われるが

男性に限定すると、同程度の収入を得ている

…ことになり

正社員に限定すると、平均より収入を得ていない

年代としては平均より上にいるものの、ビジネスパーソンとしてはやや下に
位置すると考えられます。つまり同じ土俵の仲間には負けています。
もちろん年収が全てではありませんが、資本主義経済への適応力という
観点で言えばの話です。まずはこの事実を謙虚に受け止めます。

ただ、前述のように中央値(メジアン)という考え方もあります。
一部の高所得者(経営層や一部上場の敏腕営業マンなど)が平均値を
押し上げており、実は平均値付近の年収を得ている層が少ないので意
味がない…という指摘です。
なので、中央値は平均値よりも下方に修正されるのが基本です。

そう考えると、
30歳男性正社員に限定すると、平均より収入を得ていない

…ものの

中央値付近にいる  or  やや下にいる 可能性が高い

くらいに考えても良いのかもしれません。

仮に中央値付近にいたとしても、首都圏で生活している(物価が高い)ことを
考えると、やや下にいると考えたほうが自然ですし、モチベーションのアップ
にも繋がります。まぁ、普段の生活も質素だと思いますし。

最初に言ったとおり、年収を比較するだけでは無意味です。多ければ良いと
いうものではありません。ただ、実態を知らないのに、意味がないと断定して
しまうのは、現実から逃げているだけのような気がします。現実を直視し、
そこから得られる情報を使いこなすことができれば、逆に平均より下とわかっ
ても焦ることもなくなりますし、不安も和らぐような気がします。

コメント

  1. ミスター平均値 より:

    ソニー生命の方にライフプラン立てて頂いたら、東京住の33才IT正社員で480位が平均値だそうです。

  2. 「年収を他人と比較するのは無意味だと思って
    います。」の割には、随分、分析されていますね(笑)。自分は若い頃、そんなこと考えたこともなかったです。

  3. taipon より:

    比較する事は無意味ですが、そのことと「知る」「知らない」ということは、
    別問題だという認識です。ちょっと伝わりにくいかもしれませんが…
    資産運用に関るファクターはできるだけ、押さえておきたいと思ってます。

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