行動経済学は絶対に知っておくべき

資産運用に関する本を読んでいると、サブテーマとして行動経済学の理論が取り上げられていることがよくあります。経済学で紹介されている価格が決定するプロセスなど、人間はそのつど合理的な行動を取る事になっていますが、実際は安い店よりも近い店で買ったり、衝動買いをしてしまったり、情報がないおかげで高値でつかまされたりと、おおよそ合理的な行動とは程遠く、その場の雰囲気や感情、お財布に入っている金額の多少、巧みな営業トークなどによって、行動が変わってしまうものです。そういう経済学の矛盾を解消してくれる1つの手段として、心理学の要素を取り入れている行動経済学は役立ちます。日々資産運用をするにあたって、様々な示唆を与えてくれます。

今回は、行動経済学で良く出てくる用語を整理してみました。
自分でも機会があるたびに、読み返したいと思っています。

サンクコストの過大視
損失を確定したくないという心理が結果的に将来の行動にマイナスを与えてしまうこと。

アンカリングの罠
最初の数字(買ったときの価格)が、その後の判断に影響を与えてしまうこと。

ヒューリスティックアプローチ
あらかじめ用意された小数のルールに従って、判断を勧めてしまう直感的な対処法。

確実性効果
確実な利益を、不確実な利益よりも重視してしまうこと。

プロスペクト理論
同じリスクでも、利益よりも損失のほうが動揺を大きく感じてしまうこと。

認知的不協和
自分の都合のいい意見ばかりを取り入れ、都合よく解釈する傾向。

メンタルアカウンティング
心の中でお金に色をつけて、差別化してしまうこと

小数の法則
サンプルが少ないにもかかわらずそれを一般化し、規則性を求めてしまうこと。

決定マヒ
情報の多さや選択の葛藤などの心理的圧迫により、物事の決定を避けたくなる傾向。

ハーディング効果
周りの人と同じ行動を取ることによって安心し、同調しようとする傾向。

情報のカスケード
最初の人、次の人の決定に追随し、それが連鎖反応を引き落とすこと。

フレーミング効果
物事の表現方法によって、受け手の受け止め方が異なってしまうこと。

サンクトペテルブルグのパラドックス
数学的に計算された期待値で人は判断していないということ。

現状維持のバイアス
現状を維持したいという気持ちが、新しい行動を躊躇させること。

賭博者の錯誤
ある出来事が生じる確率を自分の感覚で勝手に解釈してしまうこと

保有効果
自分が保有している商品(銘柄)を、高く評価してしまうこと

セルフサービングバイアス
成功したら自分の成果だと思い、失敗したら言い訳を考えてしまうこと。

人間は感情の生き物です。決して合理的にはできていません。
これは本能なので、いくら勉強しても、いくら注意しても直せません。
私は絶対騙されない!私は絶対大丈夫!というのは妄想です。
そう考えてしまう時点で、実は自信過剰の罠にハマってます。

失敗への予防線を張るためにも、行動経済学を知っておくべきです。

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