平均貯蓄残高1739万といっても中身は…

時事/雑感

総務省統計局から平成25年(2013年)の家計調査報告が発表されています。平均貯蓄残高はアベノミクス効果で増加しており、1739万円となっています。調査対象は2人以上世帯(単身は含まない)です。

この数字だけを見てしまうとビビってしまうのですが、ほとんどの方が違和感を感じるように、実際にはそんなに裕福ではない。

確かに

・平均貯蓄残高は1739万円

となっていますが、負債もかなり抱えています。

・平均負債残高は499万円

差し引いたものを純資産と考えると、1240万ということになります。
これだけでもだいぶ印象が変わってきます。

また、平均値は上位層が数字を引き上げてしまうというゆがみの側面が
あるので中央値(1列に並んで真ん中の人)を確認してみると、

・貯蓄現在高の中央値は1023万

となり、上の純資産から200万円以上下がってきます(そこから負債を
差し引くのでさらに下がる計算です)

それでもまだ1000万以上あるので結構貯めこんでいるのかと思えるの
ですが、この平均値や中央値には金融資産を潤沢に保有している高齢
者世帯(現役を退いた世帯)が含まれている
点は無視できません。

調査レポートには勤労者世帯(現役世帯)の実態も報告されています。

それによると、

・勤労者世帯の平均貯蓄残高は1244万円
・勤労者世帯の平均負債残高は740万円

純資産は504万円。勤労者世帯の平均年齢は45歳前後だと推定すると、
一気に現実的な数字になってくるような気もします。

同じように中央値を確認してみると、

・勤労者世帯の貯蓄残高中央値は735万
・勤労者世帯の負債残高中央値は740万

もはや負債が貯蓄を上回ってしまいます。ほとんどは住宅ローンの影響
でしょうね。因みに、勤労者世帯の負債保有世帯の割合は54.0%となっ
ています。

平均貯蓄残高が1739万とだけ聞いてしまうとショックを受けてしまいますが、裏にある負債残高を確認したり、カネ持ち高齢世帯を除いてみるだけでも、見える風景がだいぶ違ってきます。

正しい数字を確認すれば、ほとんどの方はそこまで悲観的な印象を持たなくなるのではないでしょうか。

さらに詳しく確認したい方は以下を参照してください。

総務省統計局(家計調査報告2013)
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.htm

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コメント

  1. 初めまして
    この記事は話題にしている人は多かったのですが、掘り下げてソースから切り込んでいる方はほとんどいませんでした。
    私もソースの調査報告を見たんですが、新聞の「貯蓄」という書き方が誤解を与える第一の要因です。ただ、その内容を確かめないで日記を書いている人が多いことにも驚きました。
    また訪問させていただきます。

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