老後破産という言葉について思ったこと

老後破産という言葉が、クローズアップされているようです。発端は先日放送されたNHKスペシャルだと思うのですが、本屋さんをのぞいてみると、同じ視点で特集を組んでいる週刊誌も目に留まりました。

数百万人にのぼる高齢者が、「家族なし」「仕事なし」「財産なし」という生活を強いられているという内容でした。年金額だけでは生活ができず、健康不安も重なって。。。。という悲劇を誘う内容。

やむおえない事情の方ももちろんいます。そういう方は遠慮なく生活保護を申請して、行政に頼るべきかと思います。もちろん家を手放す、保険を解約するなどの財産処分を行ったあとの話ですが、憲法で最低限の生活が保障され、制度として存在している以上、堂々と利用しても差し支えない。ただしその制度を懸命に支えている大多数の納税者に対して、感謝の気持ちを忘れないでほしいと思いますが。

半面、どう考えても自己責任でしょ…という方も多い。将来設計がそもそも甘かった人、他人や年金に頼ることが前提だった人、合理的な行動ができない人(お金がないのに港区という日本一のハイソ区に住んでいる老人が紹介されていました)については、申し訳ないですが同情できませんでした。
一番、おかしいと思ったのが高齢者の被害者意識の強さ。確かにいろいろと苦労はあったとは思うのですが、恩恵も間違いなく多かった世代です。年金や福祉など、金銭的には間違いなく勝ち組の世代。この被害者意識の強さには違和感を感じざるを得ませんでした。

あといつも思うんですがこの手の特集は、悲劇的な現状を追及しているだけで、解決策や必要な行政支援についての提案がほとんどないのが、腑に落ちません。。。。結局何を伝えたかったのかが、わかりにくい。

高齢者の大半が金持ちとは言いませんが、金持ちの大半は高齢者です。この世代への給付を減らし、負担を増やさなければ福祉財政は持ちません。だれもがわかっていることなのに、それに政治が切り込めない。

私はいま30代ですが、下の世代の将来を考えると、素直に可愛そうだと思ってしまいます。私より上の世代の方は、そう思わないのでしょうか?思っている人もいるものの、ごくごく少数派なのでしょうか?

未来のことはわかりませんが、年金なんていらないから若い世代に給付してあげれば?とさりげなく言える…そういう50歳、60歳になりたいと思います。少なくともそういう心意気だけはもっておきたい。

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コメント

  1. kim99 より:

    何を伝えたいのか、わかりにくい番組をあえて放送する理由を想像する。年金生活まで時間がある人に 年金に頼った生活は、将来できないよといいたかったのかとは思う。

  2. gou より:

    どの年代が損か得かなんて、無駄な議論になちゃうよん。

  3. IT男子 より:

    録画してまで見ましたが、nantes(なんと) さんに同感。それなりに収入があったと思われるのに、老後の生活費は年金以外に一切ないなんて、それこそアリとキリギリスのキリギリスもいいとこだよ。原作だと、たしか、冬にキリギリスは飢え死にか凍死をしたような。。。

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