リーマンショックで得た教訓を忘れない

マネーリテラシー

ID-100297281

日経平均が21世紀に入ってからの最高値を更新したようです。投資をはじめた時期にもよりますが、利益が膨らみホクホク顔の方も多いのではないでしょうか。

運用をしていると山あり谷ありです。いい時もあれば悪い時もある。そんなことは誰でもわかっているはずなのですが、人間は弱いもので都合の悪いことは忘れてしまう傾向があります。そこから慢心や油断、根拠のない自信が生まれます。

そんな中、自戒の念を込めてリーマンショック時の記憶を掘り起こすことにしました。以前記事にしたことがあるのですが、その記事に加筆や補足をすることで改訂版としました。

リーマンショックを振り返る

2008年のリーマンショックの際はまだまだ投資・運用に関する造詣が浅く、投資方針も今のように確固たるものを確立していませんでした。運用自体はしていたものの、安全資産はネット銀行の定期預金、リスク資産は外貨預金や投資信託に振り分けていました。当時はまだ投資信託といっても、インデックスファンドとアクティブファンドの区別が良く分からず、また手数料への意識も低く、過去何年かの運用実績のみでファンドの良し悪しを判断していた記憶があります。買い付けの時期も適当そのもので、積立投資も定額投資も実践していませんでした。

当時、猛烈な勢いで株安と円高が進みましたが、ほとんどなす術なく塩漬けになりました。投資元本がせいぜい50万円程度でしたので、評価損額はそれほど大きくはなかったのですが、それでも外貨預金、投資信託ともに数十万円の損を出していました。当然ですが、生活防衛資金の用意も概念もなく、狼狽したのを覚えています。

幸いだったのが、個別株に投資していなかったこと、日本株式に投資していなかったこと。なので下落率が激しかった日本市場からは影響を受けずに済んだことです。そして後から考えれば功を奏したのですが、手持ちのアクティブファンドを一切売らずに持ち続けたことが、結果的に良かった実はこれらのファンドはほとんどが新興国向けのものだったのですが、その後基準価格は回復。最終的には購入時の基準価格を上回り、利益を確定させて売り抜けています。ただ、ホンネを言ってしまうと、あまりの損の大きさに売る気(やる気)を失っていたといったほうが正しいでしょう。一方の外貨預金のほうは、最後まで損が解消することはありませんでしたが、手数料の優遇キャンペーンなどのタイミングで、コストや税制で優位性のある外貨MMFにシフトさせていきました。

結論となりますが、運用方針が明確に定まっておらず、インデックス投資の存在すらも知らなかった当時の私は、リーマンショックで奇跡的に損を出さずに済みました。今思えば、きわめて強運だったと思います。そしてこの暴落時に授業料なしで市場の怖さ、暴落時のメンタルコントロールなど、さまざまな教訓を得ることができました。そして、この教訓を得た後に出会ったのが、現在に繋がるインデックスファンドを中心に添えたマイルドな資産運用です。20代半ばという社会人としては早い段階でこの経験ができたことは、今の運用に非常に役立っていることは言うまでもありません

上がった相場は必ず下がります。いまの好調相場もいずれは終わりがくる。相場の行方は読めないので、一喜一憂しないこと。予想できないものを予想するのは合理的ではないし、そんなものの結果に喜んだり悲しんだりすることは意味がないのです。運用は”技術”でも”芸術”でも”努力”でもなく、黙々と続けていく”作業”だと割り切ることにしましょう。

ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。
初めてご訪問の方は
こちらをご覧下さい。

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 

コメント

  1. 煙々 より:

    リーマンショックを経験した投資家と経験のない投資家の比率ってどうなんですかね。
    経験した身としては、ここ数年の上げ相場で喜んでいて、そしてリーマンショックの経験のない方々を見ていると、相場は下がらないという認識しか持っていないのではないかな?と勘ぐってしまうことも暫し。そんなことないとは思いたいですが^^;

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
タイトルとURLをコピーしました