生活防衛資金についての考え方

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私は、いわゆる生活防衛資金として生活費の2年分を確保しています。きっかけは木村剛氏の『投資戦略の発想法』を読んだことでした。

それ以来、本で紹介されていた考え方を踏襲していますが、考え方や管理の仕方が少しずつ変わってきました。今回は備忘録という意味で、それを少し整理しておきたいと思います。

まず、確保する生活費ですが、これは今後も2年分ということを変えずにやっていきます。ただし、意外にも私自身そこに明確な合理性を見いだせていません(つまり適当です)。3か月でいいという主張もありますが、それだとさすがに不安なのでもう少し慎重でありたいな…くらいの考えです。そうであっても1年分くらいでもいいのでは?と思う自分もいます。

仮にリストラや自己都合の退職があったとしてもはたして無職の期間が2年間も続くのか…その可能性はさすがに低いのでは?とも思います。普通に考えればその間は節約を強化したり、途中で体慣らし程度にアルバイト等をして小銭を稼ごうと思うでしょう。たとえば平日は求職活動に専念するにしても、土日だけちょっと働いてみるとか…十分考えられるわけです。それに私は就職氷河期や複数回の転職を経験しているので、転職活動の難しさや収入が途切れる恐怖については肌感覚で知っているのが強みです。今までの境遇からして、環境の変化に弱いとも思えない。

もう一つのリスク、病気・ケガという可能性もありますが、こちらは傷病手当や医療保険(不本意ながらも付き合いで入ってます)からの給付が期待できますし、そもそも医療費はそこまで高額にならないことはわかってます(医療費控除、高額療養費制度、保険の付加給付)ので、そこまで不安があるわけでもない。

他には介護リスクというものも考えられますが、幸いうちの両親は恵まれた高齢世代の代表例みたいな感じなので、金銭面での負担を強いられることもなさそう。びっくりするような退職金をもらっていたし、年金も満額の厚生年金+企業年金という鉄壁ぶりなので、よほどの浪費をしないか限りは大丈夫そうです。それに介護リスクは自分自身のリスクではないので、収入が継続する分、失業や病気とは違ってリスクには抵抗力があります。

この辺の事情を考慮すると、防衛費2年分はイラナイ…と考えることもあります。その分の資金を期待リターンがプラスの場所(市場平均=インデックスファンド)に置いたほうが合理的かもしれません。

ただし人間は感情の動物です。イザとなったら2年分!という安心感はなかなか得難いものです。1年ではなく2年という期間の魅力。2年あれば、1年間はブラブラしてもいいし、資格の取得に邁進してもいい、それこそ旅行をしたっていいわけですから、精神的な安定度が全く変わってきます。これが1年しかなかったら、そうは思えなくなってくるでしょう。

今後も生活防衛費は2年分という方針で行こうと思います。そのほうが居心地がいいし、リスク資産の運用に集中できるので。全然合理的には説明できないのですが、そういう緩い部分があってもいいかと思うんですよね。すべて「合理的」「効率的」に考えようとすると息が詰まってしまうので。

皆さんはどういう基準で線引きを決めているんでしょうか?

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コメント

  1. 煙々 より:

    生活防衛費という言葉の定義の捉え方と思っています。
    不動産や美術、骨董品などと違い、今の投資家は投資信託や株式など、流動性が高い金融資産への投資を行っています。その大半は、即だったり、数日程度では現金化することができるということです。
    生活防衛費という言葉を使われていますが、そのうち本当の意味での生活防衛費は数ヶ月から半年程度ではないでしょうか。2年や3年も保有している方々は、生活防衛費というより、心の安定のための資金であると。
    そういう意味では、記事でも書かれているような話かと思います。
    生活防衛費という資金を分解して考えてみると面白いのかもしれませんね。
    ※私の場合、生活防衛費は殆ど用意していません。現金はあれど、それは殆どが投資準備金(笑。暴落着たら投入する資金でしかありません。資金が必要になったら、投資信託なんて売却すれば1週間程度で現金化できますから^^

  2. nantes より:

    >煙々さん
    確かに本当の意味での防衛費は半年程度かもしれません。
    改めて考えてみるとほとんどは精神安定のための費用ですね~
    最近は、本当は2年分も必要ないと思ってます。

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