FOY2017の懇親会でもらったありがたい本の読書感想文「遺書 東京五輪への覚悟」森 喜朗

先日行われた「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の後に引き続き行われた懇親会の余興で、当たった本がコレです。

せっかくなので、きちんと(勢いを借りて)読みました。簡単な読書感想文を。。。。

本書はいわゆる暴露本の類だと思います。東京オリンピックやラグビーワールドカップの開催準備に当たっての関係者との考えの相違や、調整の困難さなど、当事者でなければ書けない情景が満載です。どちらの大会もまだ開催前ですので、現在進行形の事象とも言えますね。

結局のところ、自分の考えと合わない人の意見を切り捨てる箇所があったり、またマスコミに対しては繰り返し偏向報道、勉強不足と断罪しているあたり、著者の本音を隠せない性格を表しているのかもしれません(なぜそういった攻撃の対象になってしまうかについても問題はあるかと思いますが…)

ただこのような世界的イベントを開催するにあたっては、関係機関との利害調整は困難を極めるというのは容易に想像できます。みんなが一丸となって頑張っていこう!というのは簡単ですが、それを取りまとめるはずのオリンピック招致委員会ですら専属の職員はほとんどおらず、各省庁、各自治体、各団体からの出向者の集団です。オリンピック後は解散となる組織ですから、これは考えてみれば当然のことですね。。。そういった組織をまとめていく、各機関との利害を調整していくのは並大抵の人では務まりません。単なる仕事ができる人では全然ダメで、それこそ「顔が効く」人でなければできないでしょうね。

1つ言えるのはこのような場でこの本を貰わなければ、読む機会は絶対になかったということ。誰だって(読書が趣味な人であったとしても)、自分の興味があるものばかり読んでしまうものだと思いますが、たまにはこういった「興味がないもの」を読むことも視野が広がることにつながるかもしれないし、良い刺激になるかもしれません。ただそういったものに費用を掛けられるか…という葛藤はありますけどね。

著者はさかんに本書の中で政治的パフォーマンスを否定されていました。ただそういう著者も報酬を貰わずボランティア精神で役職を務めているとか…立派なことだとは思いますが、私にはそれがボランティアではなく政治的パフォーマンスそのものに見えてしまいました(笑)

今回の本、タイトルが縁起でもない感じなので、森元総理には少なくともオリンピックまでは元気でいてほしいと思います。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。