雑誌を定期購読する際の3つのリスク

前回の続きです。

雑誌を継続して読む際は定期購読にしたほうが合理的だと思いますが、メリットだけではなく定期購読にはリスクもあります。そのリスクと対処法について代表的な定期購読サイトである富士山マガジンサービスの約款から確認していきます。

何らかの事情で定期購読を止めたい場合

約款によると所定の方法で解約可かつ所定の方法で計算された未払い分が返金されるということになっています。会社側が示す条件に従わなければなりませんが、最初に払ったものは戻ってこないと思っていたので、制約があるにしても途中で解約ができるというのは意外でした。もちろん余計な手数料がかかってしまうのでしっかりと継続できそうな雑誌に絞る、中途半端になりそうであれば止めておく…というのが基本だと思いますが、最悪途中解約できるということを知っているだけでも、気は楽になりますね!

雑誌が途中で休刊、廃刊した場合

約款によると出版社の責任において支払済購読料のうち、未配送分相当額を返金されるとあります。当然のようにも思えますが、これについても中途解約と同様に返金されることはないと思っていたので私にとっては意外でした。昨今はそもそも書籍市場が縮小傾向ですし、プラットフォームを電子媒体やウェブに転換する雑誌も多いので、休刊、廃刊のリスクはつきものです。個人的な印象としてはその業界の1番手、2番手の雑誌でなければいつでも(定期購読中の)休刊のリスクはあるものだと思ってます。

出版社が倒産した場合

おそらくこのケースがもっとも気になる部分だと思います。約款によると出版社の倒産、出版物の廃刊・休刊などで、定期購読の配送が不可能となった場合、未配送分の残金を、当社、又は出版社から返金いたします。また上記変更や取扱中止、出版社の倒産、出版物の廃刊・休刊などで、定期購読の配送が不可能となった場合により会員が何らかの損害を被ったとしても、当社は一切責任を負いませんとあります。

結局のところどのような対応をするかは出版社次第ということになりますが、廃刊、休刊はともかく発行母体の出版社が倒産した場合については、未配送分の残金返金は債権扱いとなり、他の債権者との配分調整になるので、返金は難しいかもしれません。仮に返金が叶ったとしても全額を期待するのは難しいでしょうし、それなりに時間もかかりそうです。これはあきらかに定期購読におけるリスクなので、十分に留意する必要があります。

あとはリスクとの折り合いで判断

以上のようなリスクがあるので、あとはそのリスクをどう評価するかという判断になるかと思います。割引率の適用や定期配送が魅力である点は間違いないですしね。個人レベルでできることは限られますが、以下のようなことに気をつければ多少の対策にはなるかもしれません。

 ・出版社の信用性、該当雑誌の認知度(取扱店舗数、発行部数、創刊歴など)を確認する

 ・1年程度の短期契約(長期のほうが割引率は魅力的ですが…)にしておく

 ・過剰な定期購読特典をつける雑誌を疑う

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