新年度が始まりました。
さてこのタイミングでもう一度よく保険の有用性や、現時点での必要な備えに考えてみたいと思い、少しばかり時間を取ってみました。
ふりかえりの教材として参考にしたのは、去年発売の下記の雑誌です。
保険業界とは良い意味で距離を置く複数のプロが、保険契約にありがちなトラップや、常識的な判断をする上では欠かせない基礎的な知識について解説しています。
保険を加入する際に役立つ基礎知識
ざっくりと要約すると、以下のような点がポイントとして挙げられています。
・日本の公的医療・年金制度は手厚い(民間会社の保険は最小限でよいはず)
・保障が組み合わさった生命保険は(ムダなので)検討から外す
・営業マンと会うときは自分を守るためにも録音を
・契約内容に納得いかない場合はサインしない(人で納得せず商品で納得すること)
・即決は避ける
・家族同席拒否は×(あとあとトラブルになりやすい)
・無駄な保険は「解約」か「払済」か「延長」に (安易に転換には応じない)
・保険で貯蓄しようとはしない(高コストかつ流動性低)
・販売員と顧客はどこまでいっても利益相反(利害対立)
どれも納得できる指摘だと思いますが、結局は最後のポイント(利益相反)が最重要。ここが理解できれば、そうそう変な商品を掴まされることも、営業トークにのせられて余計な保険に入ることもなくなるはずです。
保険契約の現状を整理する
さて今回は振り返りがテーマですから、まず自分が
・どのようなリスクを想定して
・それに対してどのように備えているのか(備えていないのか)
を整理してみました。
その表がこちらです。
この表を使って、現時点での「保険に対する考え方」について整理していきます
(後編へ続く)
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