子育て世帯にとって、家計の大きな転換点の一つが「教育費の本格化」ではないでしょうか。
我が家には現在、小学5年生と小学1年生の子どもがいます。上の子が中学校を卒業するまで、あと5年。この期間こそが、家計における「最後の貯め時」になるのではないかと、最近よく考えるようになりました。
もちろん、その後も収入が途絶えるわけではありません。しかし、高校・大学と進学するにつれて教育費の負担が増加すれば、現在のようなペースで資産形成を進めることは難しくなるでしょう。
住宅ローン、物価上昇、収入の伸び悩み――。そうした現実を踏まえると、今後5年間は家計の将来を左右する非常に重要な期間であるように思えます。
今日は教育費のピークを迎え撃つための最後の貯め時について考えたいと思います。
目次
- 教育費ピークまで「あと5年」という現実
- 我が家は中学受験を選択していない
- 塾なし・本人主体の教育方針について
- 本だけは制限なく買い与える理由
- 周囲との比較で感じる不安
- 住宅ローン金利上昇への備え
- 収入の頭打ちと物価上昇の現実
- 教育費は準備済み。それでも上積みを目指す理由
- 残された5年間で意識したいこと
- まとめ
教育費ピークまで「あと5年」という現実
我が家の子どもは現在、小学5年生と小学1年生です。
教育費という観点から見ると、上の子が中学校を卒業するまでの期間が、おそらく最後の大きな「貯蓄余力」を確保できる時期だと考えています。
中学校までは公立なので比較的教育費が抑えられますが、高校・大学へ進学すると状況は一変します。授業料に加え、通学費、教材費、部活動費、受験費用、塾代など、多くの支出が発生することは目に見えていますからね。。。
今後想定される大きな教育支出
- 高校・大学進学に伴う授業料や入学金
- 受験費用、模試代、塾代
- 自宅外通学となった場合の仕送り
- 理系・医療系・芸術系など高額になりやすい進路
- 海外留学など想定外の選択肢
もちろん、すべてが現実になる可能性は高くありません。しかし、子どもの将来は親の想定通りには進まないものです。
そう考えると、「今のうちに、できる限り家計体力を高めておく」ことが重要なのではないかと考えるようになりました。
我が家は中学受験を選択していない
幸いなことに、我が家では現時点で中学受験を予定していません。中学校までは公立での進学が確定しており、いわゆる「中学受験沼」に入る可能性は低い状況です。
周囲を見ると、小学校高学年になる頃には塾通いが本格化し、年間数十万円から100万円近い教育費を投じている家庭も少なくありません。明らかに私よりも毎日忙しい子どももいます。
もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。教育への投資は、長期的な視点で見れば非常に意義のある支出ですし、受験を通じて大きく成長する子どもも多いと思います。
ただ、我が家は現時点では異なる判断をしています。理由はシンプルで、「本人が望んでいない」からです。
親が先回りしてレールを敷くのではなく、必要になった時に必要な支援をする。現時点では、その方が我が家には合っていると考えています。
塾なし・本人主体の教育方針について
我が家では現在、兄弟ともに塾へ通っていません。本人たちが希望していないことに加え、学校の学習内容で困っている様子もないためです。
とはいえ、周囲には塾通いの家庭が多く、中学受験を目指している家庭も一定数あります。そのため、「本当にこのままで良いのだろうか」と不安になることも正直あります。これが地方在住であったら、そもそも選択肢が少ないのであまり気にならなかったかもしれませんが。。。
特に小学校高学年になると、教育熱心な家庭との差が徐々に見え始めます。しかし一方で、教育については「周囲の空気」に流されすぎないことも重要だと考えています。
投資と同様に、周囲の熱量が高い時ほど冷静さが必要。必要な時に必要な支出を行う。その一方で、何となく不安だからという理由で過度な教育投資を行うことは避けたいと考えています。
本だけは制限なく買い与える理由
その一方で、我が家には一つだけ教育方針として明確に決めていることがあります。それは、「本だけは制限なく買い与える」ということです。
漫画でもOK。歴史漫画、科学漫画、図鑑、学習系の書籍など、本人が興味を持ったものは基本的に否定しません。
最近では、歴史漫画をよく読んでいますし、こっそり購入してリビングに置いていた両学長の『お金の大冒険』も、まんまとハマって読んでくれました。
その結果かどうかは分かりませんが、少なくとも読み書きで苦労している様子はありません。また、自ら知識を得ようとする姿勢が少しずつ育っているようにも感じます。
本代は単なる支出ではなく、将来への種まき。
親が一方的に教えるより、本人が自然に学びたくなる環境を整える方が、長期的には効果が大きいのではないかと感じています。
周囲との比較で感じる不安
もっとも、親として迷いがないわけではありません。繰り返しになりますが周囲では塾通いが一般化しており、中学受験の話題も珍しくありません。
その環境の中にいると、「我が家だけ遅れているのではないか」という不安を感じることもあります。ただ最近思うのは、教育費の一部は単なる「親の安心代」なのではないか?ということ。
もちろん、塾や受験の価値を否定するつもりはありません。ただ、「何かしていないと不安」という親側の心理が一定程度含まれていることも事実ではないでしょうか。
不安商法に付け込んでくるのは常套手段ですから、ある程度の距離感は必要かと思ってます。
住宅ローン金利上昇への備え
教育費と並び、最近気になっているのが住宅ローン金利。我が家では固定金利と変動金利のミックスローンを組んでいます。
借入当初は、変動一本の方が得ではないかとも考えました。しかし、最近の金利上昇局面を見ると、結果論ではありますが、ミックスにしておいて良かったと感じています。
もちろん、今後の金利動向は誰にも分かりません。ただ、重要なのは「最悪のケースに耐えられること」だと思っています。
教育費が本格化する時期に住宅ローン負担まで増えると、家計への影響は大きくなります。だからこそ、今のうちに余力を積み上げておきたいと考えています。
収入の頭打ちと物価上昇の現実
収入については、正直なところ頭打ち感があります。仕事は安定しており、急激に生活が崩れるリスクは低いものの、大幅な収入増も期待しづらい状況です。
一方で、物価は確実に上昇しています。食費、光熱費、日用品。子どもの成長に伴い、支出も自然に増えていきます。結果として、以前よりも収入増を実感できないという感覚があります。
そのため、収入増よりも家計防衛の意識が強くなっています。無理な節約ではなく、固定費の管理と投資の継続。地味ですが、結局はこれが王道なのだと思います。
教育費は準備済み。それでも上積みを目指す理由
ありがたいことに、教育費については現時点である程度の準備はできています。少なくとも、二人とも私立を希望しても「大学費用が払えない」「奨学金に頼ってもらう」という状況にはならない見込み。
ただ、それでも私は、この5年間でさらに資産の上積みを目指したいと思っています。
理由は単純です。将来の可能性を狭めたくないからです。
備えておきたい低確率・高負担の進路
- 医学部進学
- 海外留学
- 芸術・音楽系への進路
- 理系大学院への進学
- 想定以上の教育コスト
可能性は低くても、ゼロではありません。子どもが本気で挑戦したいと言った時、お金が理由で諦めさせる状況だけは避けたい(本当に子どもが本気なのであればアルバイトでも奨学金でも探してくるのが筋だと思っていますが)。
そのための余白を作ることが、今後5年間の重要なテーマだと思っています。
残された5年間で意識したいこと
1. 生活水準を急に上げない
資産が増えてくると、生活水準を上げたくなる場面もあります。しかし、固定費を上げると、教育費が本格化した時期に家計の自由度が下がります。
今の生活に大きな不満がないのであれば、急に支出を増やさないことが重要だと考えています。
2. 投資を淡々と継続する
暴落が来ても、積立を止めない。相場が上がっても、過度に楽観しない。下がっても必要以上に怖がらない。
派手な一発逆転ではなく、時間を味方につける戦略を継続することが、我が家には合っていると考えています。
まあ、もう15年以上も投資を続けてきたので、さすがに今後も大丈夫だとは思いますが。
3. 必要な教育費は惜しまない
一方で、必要な教育費まで削るつもりはありません。塾が必要になれば行かせますし、本人が本気で挑戦したいことがあれば、できる限り応援したいと考えています。
そのために、これまで資産形成を続けてきた面もあります。
4. 家計の安全余裕を厚くする
教育費、住宅ローン、物価上昇、老後資金。40代以降の家計には、複数の負担が同時に重なります。
だからこそ、単に教育費だけを準備するのではなく、家計全体の安全余裕を厚くすることが重要だと感じています。
まとめ
我が家にとって、教育費ピーク到来まで残された時間はあと5年ほどです。その間にできることは限られています。
今後5年間で意識したいこと
- 生活水準を急に上げない
- 投資を淡々と継続する
- 必要な教育費は惜しまない
- 住宅ローンと金利上昇に備える
- 想定外の進路にも耐えられる余白を作る
40代は、収入・住宅ローン・教育費・親の問題など、多くの責任が重なる時期です。しかし見方を変えれば、まだ「備えられる時間」が残されている時期でもあります。
教育費ピークまであと5年。
我が家にとってこの期間は将来の安心を少しでも厚くするための、貴重な時間になりそうです。
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