市場に対する畏敬の念を忘れないようにしよう

マネーリテラシー

今週号の日経ヴェリタスを読んでいくと今後の株式市場に対する明るい見出しが踊っていました。

◆ 暗黒の20年が終わり、投資の好環境が整ってきた
◆ 株価再生次のステージへ
◆ 日本株ルネサンス
◆ 弱まる売り圧力
◆ 構造変化の兆し
 
この見出しだけを見ると、今買わなきゃ損!…だと思ってしまいますが、記事の編集者やコラムニストが運用の責任を取ってくれるわけではありません。
 
そういう意味では、信憑性が高いと思われる記事でも、ある意味、第三者の「ラクガキ」です。もちろん参考になることも大いにあるので、すべてを否定する必要はありませんが。
 

メディアというのはどうしても、話を膨らませる傾向にあるように思います。

私も今後の株式市場には上昇を期待していますが、あくまで期待であって、そうなると確信を持っているわけではありませんし、そうならない場合でもリスクを取り過ぎにならないように運用をしていくつもりです。

運用成果はアセットアロケーションでほぼ決まる…というデータもあります。

ですので、いまの資産比率について興味を持つべきで、個別のファンドの成績や株価の上下に対しては、必要以上に敏感にならないように心掛けています。気にすると切がないし、気にしても何の対策も立てられません。

常日頃から市場に対する「畏敬の念」は必要です。

自分の腕が良いとか、資産運用がうまいとか…そう思ってしまった瞬間にリスクをコントロールする能力を失ってしまうと考えます。

コメント

  1. netemate より:

    >>常に市場に対する「畏敬の念」は必要です。
    確かにそうですね。上昇相場の時は気が大きくなって自分の実力で儲かっているような気分になりがちです。常にリスクを念頭に置いておきたいですね。

  2. たいぽん より:

    netemateさん
    コメントありがとうございます。
    そうなんですよ。。。最近、評価益が膨らんでいるので、気分が大きくなって
    しまいます。リスクが大きくなるのは分かるんですが。。。
    こういう局面でいかに冷静でいられるかが、大事ですね(^^
    > >>常に市場に対する「畏敬の念」は必要です。
    > 確かにそうですね。上昇相場の時は気が大きくなって自分の実力で儲かっているような気分になりがちです。常にリスクを念頭に置いておきたいですね。