【年金確保支援法が施行】国民年金追納延長制度をフル活用すべき

年金関係

去る10月1日に1つの法律が施行されました。

年金確保支援法です。

法律の公布自体は昨年されていたようですが、正式に効力が発揮された
ことになります。目玉はズバリ、国民年金の追納期間の延長です。

 

 

要点は以下2点です。

1:平成24年10月1日から3年間に限り、過去10年分遡って納められる
   (通常の追納可能な期間は2年間)
2:3年度以上遡って保険料を納付する際は、加算金がかかる
   (加算料は前年各月発行の10年国債の表面利率の平均値)

 

私には学生後半の時期や就職したての時期に未納期間があり追納もできない状態でしたので、心残りというか、奥歯に物が詰まったような感覚がありました。

この追納延長制度の実施はまさに「渡りに船」という感覚です。(いつもダメダメですがこれだけは)民主党政権に感謝感謝!

加算金という一種の延滞料金的なものがペナルティですが、それを差し置いても、払う価値があると考えます。また嬉しいことにこの制度は、私の資産運用にとって3つのメリットをもたらします。

 

①所得控除による節税
いろいろ調べてみると追納分についても社会保険料控除が受けられるとの事。これを利用しない手はありません。

②年金受給額がアップ
当然ですが、将来の年金受給額が(いまの時点よりも)アップします。

③リバランス効果
アセットアロケーションに占める現金の比率が高まっており、どうしようか悩んでいました。有効な現金の使い道が決まった上、リバランスにもなるので一石二鳥です。

 

年金は当てにならないから払い損という考え方や風潮も心情的には理解できますが、所得控除を受けれる点や財源の2分の1が国庫から支出されている点、また老後だけではなく、現役時代にも障害年金や遺族年金が貰える点など、金融商品として考えた場合、あきらかに民間企業が販売している保険よりも有利な設定となっている商品です。

 

未納期間や空白期間がある方は、ぜひこの機会に綺麗にしておきましょう。

コメント

  1. ペル より:

    僕も将来の年金は過度に期待するのは危険と考えていますが、年金はしっかり払っています。お礼が遅くなって申し訳ありませんが、相互リンクの件ありがとうございました。
    これからもよろしくお願いいたします^-^