【千葉県千葉市】子ども医療助成制度を改悪(くすり代を有料化)
今日はローカルネタです。
先日始めたTwitterでこういうツイートをしました。
改悪の内容について書いていきます。
改悪の具体的な内容
役所のほうから8月から助成制度がかわります!という通知も送られてきました。
具体的にはいままで無料だったくすり代(調剤代)が有料(300円)になるとのこと。細かく言えば院内処方は無料継続のようですが、大半を占める院外処方のほうで有料化になります。
これで私が住んでいる千葉市は周辺自治体と比べて、医療費助成の面では大きく見劣りすることになってしまいました。全国的に子どもに関する医療費助成が拡大傾向にある中で、完全に逆行していますね。少子化対策やる気なしです。
いちおう、浮いた予算を別の子育て施策(学校のエアコンの設置など)に充てるということらしいのですが、医療費助成そのものについては間違いなく改悪です。
実は去年から議論になっていて、それなりの反対運動も起きていたようですが、私の情報アンテナには引っかかってはおらず、恥ずかしながら通知を見て初めて知りました。
年間の費用負担はいくら増える?
個人差はありますが、子どもはちょっとしたことでも熱を出したり体調を崩したりするので、結構な頻度で病院のお世話になります。
子どもが1ヵ月に1回病院に行くと仮定した場合、年間での負担は 300円×12回で3,600円。子どもが2人の場合、単純に2倍になると考えると、7,200円ですね。家庭によっては1万円以上の負担増になるかもしれません。
払えない金額ではないものの、ちょっと痛い…というのが大方の感想だと思います。
目先のコストカットにとらわれて失うもの
私が年間の負担額以上に残念に思っていることは、今のネット社会でこういった情報は一瞬で広まるので、「〇〇市は子育てにやさしくない」「〇〇市は保育料が高い」というイメージが定着してしまうことです。
そこの街で生活の基盤を作ってしまった人は大丈夫でしょうが、これから流入してくる人はこういった情報に敏感なので、今回のようなニュースがあると、若いファミリー世帯は敬遠することは確実。
子育て中なのでポジショントークになってしまいますが、目先の予算をカットすることによって得られるもの(浮いたお金)はあるものの、失うものも大きいように感じます。
これからは自治体もブランディングがを重要。人口減少社会なので、(転入先として)選ばれない街の未来は暗いですし、当然そこでの生活水準も下がってしまいます。
悪いイメージの定着は一瞬です。そしてこれを覆すのは容易ではありません。
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