通常NISA口座(2015年度分)のロールオーバー設定期限が近づいています。
ロールオーバーって何?
ロールオーバーとは、簡単に言うと非課税期間延長のための振り替えのこと。
通常のNISA(一般NISA)は非課税期間が5年間ですが、この非課税期間をさらに5年間延長できる仕組みです。つまり2015年に購入した金融商品は非課税期間が2019年から2024年まで延長させることができます。
ロールオーバーの設定を怠った場合、対象の商品は課税口座に移されます。基本的には特定口座ですが、特定口座を開設していない場合は一般口座に移ってしまいます。
ロールオーバーは設定したほうがいいの?
ロールオーバーをしたほうがいいのか、しなくてもいいのか。この結果がわかるのはあくまで5年後の話になります。仮に相場が弱気に推移すれば利益がでない(非課税の意味がない)だけではなく、損益通算もできないNISAは不利に働きます。
卓越した相場観を持っている人であれば別ですが、長期投資を前提としている投資家であれば、普通にロールオーバーしたほうが筋としてはいいはずです。
参考までに私が利用しているSBI証券の場合だと、ロールオーバー申請の郵送受付が12月4日まで、Web受付が12月8日までとなっています。
郵送受付は期限日=書類の必着日なのでこの記事がアップされているころに気づいたのであれば間に合いません。
Web受付はパソコンやスマホで作業が完結できるようになっていますし、本人確認書類をアップロードするだけなので、操作に問題なければ5分もかかりません。
特に事情がない限りは、スマホでさくっと申し込んでしまいましょう。
ほったらかし投資をしていると、あまり証券口座にログインすることもなくなります。案外油断してうっかりしていた…ということもありえますので、注意が必要です。
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