期待資産額という指標をご存知でしょうか?『となりの億万長者』の著者、トマス・J・スタンリー氏が紹介していた指標です。
ざっくり説明すると、この期待資産額を計算してみて、それ以上の資産があれば優秀、それ以下であればちょっとがんばろう…となる基準を示してくれる指標です。
今回はこの計算式に自分の現状を当てはめて、分析してみることにしました。
トマス・J・スタンリーの期待資産額
期待資産額の計算式
計算式は次の通り。いたって簡単です。
期待資産額:年齢 × 年収 × 0.1
蓄財優等生:期待資産額の2倍以上の貯蓄
蓄財劣等生:期待資産額の半分以下の貯蓄
蓄財優等生:期待資産額の2倍以上の貯蓄
蓄財劣等生:期待資産額の半分以下の貯蓄
ちなみにこの場合の年収とは、税引き前の総収入を指すようなので注意して下さい。
私の場合に当てはめてみると…
ためしに私の属性を当てはめてみると、以下のような結果になります。
年齢:38歳
年収:550万くらい
(時間外手当0円、賞与は月給の4ヵ月分で仮定した場合)
年収:550万くらい
(時間外手当0円、賞与は月給の4ヵ月分で仮定した場合)
①期待資産額 38 × 550 × 0.1 = 2,090万円
②期待資産額の2倍 ① × 2 = 4,180万円
③期待資産額の半分 ① ÷ 2 = 1,045万円
②期待資産額の2倍 ① × 2 = 4,180万円
③期待資産額の半分 ① ÷ 2 = 1,045万円
それに対して、いま位置している場所は、こうなっています。
蓄財劣等生 < 期待資産額 < 現在地 < 蓄財優秀性
この指標によると、期待される最低限の資産は形成できているものの、蓄財優等生になるにはまだ距離があるという評価です。悲観する必要はありませんが、優秀というほどもでもない。
この値は年収が増えなくても年を取っていくだけで加速度的に大きくなってしまうので、(私の場合は)冷静に考えてみるとかなりハードルが高いことに気づきました。
指標を使って自分の立ち位置を確認しておこう
蓄財優等生を目指そうとすれば、ムリな節約かムチャな投資が必要になりそうなので、この指標を真に受けて結果を求めないようにしたいとは思いますが、少なくとも期待資産額を下回らないようにもしていきたいですね。
日本発の指標ではありませんし時代も異なりますので現状に即しているかについては賛否両論があるかと思いますが、誰のどの指標であってもそれは同じことです。
参考程度でよいかと思いますが、簡単に計算できるので自分の位置(蓄財の進捗度)をざっくりと知るためには最適な方法だと思いますので、試してみてはいかがでしょうか。
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