株や債券は価格が上下するから、ギャンブルみたいなもの。下手に手を出さずに、堅実に貯金していくのが一番安全。こう考えている日本人がいかに多いことか。。。。
私の職場でも、そういう考えの人が多いです。中には全く投資をせずに、全額貯金もしくは定期という方もいます。
タネ銭を作るのには有効かもしれませんが、今の銀行金利はスズメの涙、、、にすらなりません。
貯金が安全、安心、財産形成の主役だった時代は完全に過去のものです。
このような考えから脱却できない人は、厳しい言い方をすれば時代遅れ。
貯金だけでは、さまざまなリスクを抱え込むことなります。
①インフレリスク
実質貨幣価値が減少していきます。
②増税リスク
例えば消費税が上がった瞬間に、物価上昇を伴わなくても貨幣価値が減少します。
③円安リスク
円安⇒輸入価格の上昇⇒商品価格に転嫁⇒インフレ
④機会損失リスク
低リターンに甘んじることで、収益機会を逃すリスク。
⑤預金封鎖/財政破綻リスク
インフレの最終形です。「円」が紙切れになるリスクと同義です。
財産のほとんどが貯金で占められている人は、①~⑤のリスクを一挙に抱えていることになります(投資をで損するよりもこっちのほうがよっぽど怖くないですか?)
株や債券、海外資産、金などに投資していれば、分散効果が働いてリスクが軽減されます。よってリスクを回避したいと思う人が、貯金にだけ頼る(資産一極集中)のは矛盾しています。
リスクを許容し、コントロールし、そして分散させることで、リスクとうまく付き合っていくという姿勢が重要なのではないでしょうか。
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