私の会社は「協会けんぽ」に加入しています。
協会けんぽとは、全国健康保険協会の通称で、主に中小企業が加入している保険協会となります。旧名は政府管掌健康保険。
この保険料が、4月から上がるとの通知が会社からきました…
ここ数年の保険料を確認してみると、毎年のように値上げされていきます。理由は、景気の後退で保険料の支払料が低迷していること。
報酬比例なので、給料が増えなければ納める保険料も増えません。そこに、高齢化が追い討ちをかけています。
受け取る人が増えるのに、納める人は減っている…
しかも1人が納める額も減っている…
この掛け率が今年はついに10%を超えてきました(泣)それと、今は関係ないですが、近い将来払うことになる介護保険料率も同時に上がっています。
健康保険は相互扶助の思想に基づいているので文句を言っても仕方が無いことなのですが、今のところ健康体の私の場合は、完全に払い損です。厚生年金のように、多く払った人が将来的に得することもありません。
毎年、健康保険のみではなく、厚生年金、介護保険も掛け率が上昇していきます。消費税の増税も時間の問題だと考えると、これらの増加分を上回る昇給がなければ、ますます可処分所得は減っていく一方です。
さて、こういう話になると必ずといっていいほど、
高齢者が優遇されている。現役世代の負担を軽くして欲しい
だとか…
支払いばかりが増えて、生活が苦しくなる一方
などなど、、、意見を言う人がいますね。
意見を言うのは大事ですし1つ1つの意見はもっともだと思いますが、それよりも大事なことは、その意見が通らなかった場合のリスクヘッジです。
そもそも高齢者の比率が高いので、高齢者を優遇させる公約を掲げないと、選挙に勝てません。いくら若者受けが良い政策を考えても、選挙に勝って、政権を取らなければ、何も実現できないのが民主主義です。
支払ばかりが増えるといいますが、それを改善させるには、出生率を急激に上げて、保険を納める人を増やさなければなりません。しかもそれが実感できるのは、どんなに早くても子供たちが成人する20年後です…
意見を言っても流れは変わらないし、無駄だろうなぁ。。。と諦めているのが正直なところでしょうか。まぁ、意見を上げない国民が増えてしまうと、ますます既得権益側は楽になるで、それはそれでまずいと思いますが。
いずれにしても今回の会社からの通知は、社会保険増を実感したイベントでした。お金や経済に興味があるなしにかかわらず、資産運用が必要な時代になったと感じます。
社会負担増に対する一番の有効な対処法が資産運用であることは、疑いの余地がありません。
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