恒例の資産状況報告に行く前に、生活防衛資金について書いておきます。
生活防衛資金は多くの投資サイトでも取り上げられており、日常生活に支障をきたす万一の事態が発生した場合に、生活水準を維持し、一定期間の心の平穏を保つ為に必要な資金のことを言います。万一の事態とは、減給、失業、病気…のほか、大規模災害などを指します。
必要な額については、生活費の1ヶ月~3年以上という範囲でいろいろと意見があるようですが、結局は個人の感性やリスク許容度の問題でしょう。
あまりに生活防衛資金だけを大きくしてしまうと単なる塩漬けと変わらなくなり、見方によっては機会損失にも繋がりかねません。
自分の場合は今まで生活防衛資金という概念は理解していましたが、具体的な位置づけについては不明瞭のままであったところがあります。
月20万円とすると半年分は120万円になりますが、いきなりこの金額を現状のポートフォリオから分離させてしまうと目標との乖離率が大きくなってしまうので、ドルコスト法ではないですが、生活防衛資金についても少しずつ積立てながら確保していくことにします。
具体的には毎月10万円ずつポートフォリオから分離させ、今後1年間で120万円を確保する形を取ります。
【中期目標】 生活費半年分の生活防衛資金を確保
【短期目標】 毎月10万円ずつを現状資産より積み立て
マネーブリッジを選択した理由はおもに4つ。
◆ 管理が楽チン(積立てるというより、10万円ずつ残していくだけ)
◆ ある程度金利が良い(SBIハイブリッド預金と同程度)
◆ 残高を増やしていくことにより手数料優遇の余地が拡大していく
…ということで生活防衛資金については以上。前置きが長くなりましたが、7月度の資産状況については下記の通りとなりました。
上記での説明の通り生活防衛資金を、上の円グラフからは除外しています。
トピックとしては、ユーロ安が進行した為、先進国債券(ほとんど外貨MMF)の比率が低下したこと。他に金も続落が続いた影響で、比率を落としてます。
株式の比率については特に変わらず。継続的に積立ては行っていますが、市場の回復が遅いためか、なかなか比率が上がっていきません。
また、今月は賞与が支給されましたので、現金の割合が若干上がっています。全体的な変動は少なく、ここ数ヶ月はポートフォリオの安定傾向が鮮明になってきました。
因みに生活防衛資金以外の現金については、保有資産の10%程度でも充分なので、しばらくしたらリスク資産へ振り向け(追加投資)ることにします。
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