先日、資産運用セミナーを解して紹介を受けたFPの先生に、ものは試しということで資産運用の相談をしてきました。
その感想を率直に書いてみたいと思います。
まず、独立系FPの方でしたので、金融商品の勧誘等、営業的なものは一切ありませんでした。そういう意味では、安心感がありました。唯一、営業的な側面があるとすれば、そのFPと顧問アドバイザーとしての契約(もちろん有料)を結ぶことで、有用な情報を提供するというサービスを行っているとのことで、その紹介を受けました。
相談の方法ですが、まずは現時点での私の運用方針と資産額についての情報を提供しそれに対する意見を伺いました。
考え方が近いと感じた点
まず初めにFP先生と相談していく中で、割と価値観が近かったものを上げてみたいと思います。
主に以下の4点です。
(FPさんいわく、私でも同じような比率でポートフォリオを組むとのこと)
◆ インデックスファンドを毎月積立している点については正解
◆ バランスファンドを買っていないのは正解
◆ ネット証券で購入しているのは正解
リスクの取り方や運用商品についてはとくに問題がないとのこと(むしろ年齢の割にはよく調べてやっていると評価いただきました)。
それと、バランスファンドをはっきりと否定してきたのが意外な感じがしました。
考え方が合わないと感じた点
利益が出た際は出口戦略が重要(定期的に利益を確定していく)
私はこの戦略に対しては、どうなのかな?と思いました。
私が基本としているバイ&ホールドや長期投資の戦略と反対の行為になるからです。実際、いつが売り時なのかはっきりとした回答をもらえませんでした。つまりプロと言えでも結果論でしか分からないわけです。
買い時はわからないから毎月積立で、だけど売り時は分かるから利益を確定していく…という考え
方は、やや都合が良すぎるのではないか?と率直に思いました。
不動産は早いうちに取得したほうが有利
これもどうかな?と思いました。
家賃は掛け捨てだからムダと言うことらしいです…ちょっと考え方が異なるかな…金銭的というよりもリスクの固定化、資産の固定化というデメリットが大きいと考えているので…
ただしFPさんは住宅の取得については勧めてきましたが、住宅を利用しての投資については辞めたほうがよいという意見のようです。ですので、この方も土地の値段が上がるとは思っていないようですね(人が減るからそりゃそうだ…)
それでも取得については、充分な頭金を用意し、間違った物件やローンを選ばなければ、住宅ローン控除等で有利な展開が可能と言うことでした。この辺は、私の勉強不足なだけかも知れません。
米ドルは辞めたほうが良い
豪ドルやNZドルを勧めていました。反面ユーロは辞めたほうが良いとのこと。
私は、外貨建て資産については資産の成長よりも保険と言う位置づけで考えているので、単純にシェア別(流動性の高い順)に取得するべきだと思っています。それに衰えたといっても米国はやはり米国です。信用度でいうと段違いです。
金利動向などを注視し大きな流れを掴みながら、投資スタンスを変えていく
大きな流れを掴むことは可能かもしれませんが、重要なのはそれを事前に予想することはできないということです。金利や株価、物価などをいくら分析しても確実な予想は立てられません。
また、立てられたとしても膨大な時間を費やします。サラリーマン個人投資家としてそこまでは付き合えませんし、なにより精神的に落ち着かなくなります。
私の考え方は、大きな流れを掴みながらスタンスを変えていくのではなく、どのような状況になろうとも基本スタンスを変えずに悠然と投資をしていくということになるかと思います。
そのほうが自然ですし、気楽ですからね。
総括(あらかじめ準備をして相談してみよう)
最近、30歳前後の若い方の相談が増えていると言うことです。しっかりしているのか、よほど政府が信用されていないようですね、、、
無料で相談を受付けているFPさんも多くいます。いろいろと勉強になりますので、ぜひ一度、自分の運用方針や資産状況について、第三者目線から意見を伺う機会を設けてみてください。
相談する際は、以下の手順で行えば万全だと思います。
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