若いころのブラック企業のバイト経験に感謝

雑記(プライベート)

職場で、メンタル関係での休職者が多くいます。また、それが原因となって退職する方もいます。

私はまったくと言っていいほどブラックな環境だとは思っていませんが、中々しんどいと感じる人も多いようで、また、あまり仕事の能力とは関係なく一定の休職者がいるようなイメージです。

当然そんなストレスしかかからないところで働くのは嫌なので、できれば避けたいもの。日本には職業選択の自由があるので、嫌なら休む、辞めてしまうという選択は否定しません。

ところが簡単に辞めてしまうとスキルも付かない、経験にもならない…ということで、次の転職先を探す上で不利になります。同じことを繰り返すうちに無駄に年齢だけを重ねてしまって、そのうちジリ貧に…というのもパターン。

よって、さっさと辞めれば良いほど単純でもなく、ある程度はガマンしなければならないところ、割り切らなければならないところもあるはず。全ての法令を遵守し、利益も上げ、人間関係も良く、待遇の抜群な職場など、あるわけがない。

今から振り返ってみればですが、自分にとって大きな財産となっているのが、学生時代のブラック企業でのバイト経験。職種は伏せますが、聞けば「あ~大変そうだよね」となる業種です。

どういった職場だったかというと…

・上司が部下を日常的に恫喝する、殴る蹴る
・休みの取れる雰囲気が全くない(有休の存在がない)
・当然のようにサービス残業
・体力的にしんどい(若いうちしか勤められない)
・35歳以上が極端に少ない(同上)
・会社から解雇されても自己都合退職
・終電、終バスの配慮なし
・正論(法律など)が通用しない
・謝るときは絶叫や土下座

ヤバさ全開の条件が揃ってますが、それでも私は学生時代に2年間勤めました。何度も行きたくないと思うことがありましたが、結局休むことはなかったです。

当時は散々な職場だと思っていましたし今でも2度と働きたくないと思いますが、それでもそこで働くことによって相当の忍耐力とストレス耐性を身に付けたと自負しています。最後は奇跡的に円満退社までする事ができました。少しだけフォローするとすれば、個人個人を見ればまともな人、常識的な人もいたんですけどね。それ以上に経営層が完全に腐ってました、、、、

このときの経験に比べたら、その後の社会人生活はむしろ穏やかに感じるから不思議。私は3度の転職経験があるのですが、どこの職場の環境よりも、学生時代のバイト先のほうがやばすぎて、比較になりません。少なくとも殴られる心配をしたり、倒れる心配をしなくて良いわけですから。。。

当時のブラックバイト先で直属の上司に言われた一言。「ここのアルバイト程度で音を上げるようじゃ、世の中やっていけねーぞ!」「社会に出たらもっと厳しい」

いっ、いや、やっていけますって。。。

世の中もちろん甘くありませんが、今更ながら若いころのブラック企業のバイト経験に感謝している自分がいます。

冒頭で申し上げたように、「環境を変える」「逃げてしまう」も(ほんとに追い込まれて逃げられなくなると終わりなので)必要な選択ですが、辞め癖がついてしまうのも事実。

どちらが正解かはわかりませんが。。。。

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