先日、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、そしてりそな銀行といったメガバンクが振込手数料の引き下げに動き出したとの報道がありました。
報道を見ると、そもそも政府が引き下げを求めていてそれに従っての今回の動きという若干情けない部分が見え隠れしますが、手数料が下がること自体は歓迎です。
それでも今回の報道を見て率直に思ったのは、メガバンクはネット銀行に比べて手数料競争の面で周回以上の遅れがあるということ。
実際私は住信SBIネット銀行を利用していますが、振込手数料が月に7回まで無料なので、ここ数年は手数料を払った記憶がありません(スマートプログラムでランク3の場合)
有人店舗を維持する必要があるのでコストが高いのはわかりますが、逆に収益の機会も大きいわけですし、実際に行員の給料は(ネット銀行と比較して)高止まりしているので、一個人の観点からすると、メガバンクを選ぶ理由はほとんどなくなっています。
前述したとおり、住信SBIネット銀行でスマートプログラムのランク3という条件を満たせば、振込手数料が月に7回まで無料になります。
本日は、住信SBIネット銀行を利用して振込手数料を限りなくゼロにする方法について解説します。
振込手数料(住信SBIネット銀行でランク3を取ろう)
スマートプログラムの「ランク3」を目指す
住信SBIネット銀行には、顧客のランク(スマプロランク)に応じて、ATM手数料と振込手数料の無料回数が異なります。ランクは月ごとの商品・サービスのご利用状況により自動的に判定され、ランク判定対象月の翌々月から適用になります。
ランクにおける無料回数は下記の通り。
この中で狙うべきは、ランク3です。ランク4が一番優遇されますが達成条件が厳しく、ムリに狙う必要はありません(理由は後述)。ランク2でもよいですが無料回数が微妙なうえ、達成条件がそこまでランク3と差がないので、どうせならランク3を狙ったほうが効率的です。
ランク3であればそこまで難易度は高くなく、振込手数料が月7回まで無料になります。個人的に商売でもやっていない限り、まずこの回数の範囲内で収まると思います。
ランク3獲得のための難易度は高くない
さっそくランク3獲得のための条件を確認してみましょう。
上記3点のうち1つでも適用があれば、それでランク3の達成です。私の場合は、住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用していますので、ローンを返済しない限りはランク3を維持できます。
銀行預金が300万円以上、ロボアドバイザーの資産運用残高100万円以上というのも、そこまで難易度は高くはないと思います。
それ以外の場合(Ⅵ)は3つの条件に適用する必要がありますが、1~5の間で適当に3つ達成すればよいかと思います。いずれも該当の金融商品の保有が達成要件になっていますが、保有額の下限が設定されているわけではないので、たとえばそれぞれ1,000円ずつでも保有していれば条件達成です。
ランク4⇒必要性がない ランク2⇒難易度がランク3とほぼ同じ
ランク4については達成条件の難易度が一気に上がるので、あまりお勧めできません。
Ⅱ 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用
しかも「外貨預金」や「仕組預金」といった、個人投資家が積極的に買う必要がない商品の購入が条件になっています。保有の下限も300万円以上となっており、気軽には狙えません。
ランク2についても、わざわざ狙う必要はないかと思います。下記は条件の1つですが、残高30万円以上をキープできれば、それだけでランク2は維持できます。
達成難易度にそこまでの差がないので、ランク2を狙うのであれば、はじめからランク3を狙ったほうが効率がいいです。とりあえずはランク2を維持しながら、ランクアップする方法を検討するとよいでしょう。
まとめ
本日の記事のまとめになります。
スマートプログラムの詳細についてはリンクを貼っておきますので、必要に応じてご確認ください。
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