私が日ごろからおススメしている投資法は、分散がしっかりと効いている低コストのインデックスファンドを購入しそれを長期的に積み立てていくという手法です。
◆ そのために毎月一定額を購入していく
◆ 積立の設定は自動化して放置する
結果は〇年後のお楽しみ!ということで、基本的には放置。管理がラクチンですし、精神的にも安定していて、枕を高くして眠れる投資法だと確信しています。
ただ資産運用は何も「投資」だけではなく、税金の計算やライフプランなどいろいろと検討すべきことがあります。
そんなときはあくまで自分で考えて、いろいろ計算してみるのが基本だと思いますが、そうはいっても一から考えるのはめんどくさい。
こういった場合に補助的なシミュレーションツールがあれば便利ですよね。
今回は、私が良く使っているシミュレーションツールについて紹介したいと思います。どれも数年以上は使っているのでヘビーユーザーですし、必ず年に1回以上はお世話になっているものです。
無料で使えるものばかりですので、気に入ったものがあればぜひ活用してみてください。
【超便利】無料で使える資産運用に役立つシミュレーションサイト5選
みんなの税ツール@かいけいセブン(確定申告の詳細な分析が可能)
私が確定申告をする際に、毎年お世話になっているサイトです。
一般的な確定申告のシミュレーションサイトは、計算の結果として所得税や住民税の金額を確認することがせいぜいですが、例えばどの控除がどういった具合で節税に貢献したか、ふるさと納税に投入すべき最適の金額はいくらか、住宅ローン控除がふるさと納税の寄付金額にどのような影響を及ぼしているのか…など、普通のサイトでは手が届かないところまでシミュレーションができます。
これが無料で提供されていることが信じられませんね。。。しかも毎年アップデートが繰り返されており、どんどん便利にかつ細かい設定ができるようになっています。
たぶん私は有料版になっても使うと思います。
会社員の場合は源泉徴収票から転記できる入力モードがおすすめです。計算結果はファイルに保存して後から確認することができるので、便利です。
投資信託ガイド・ファンドの海(投資信託のすべてがわかる)
投資ブロガー イーノ・ジュンイチさんが運営しているサイト(投資信託のガイドファンドの海)で提供されているサービスです。
アセットアロケーションを入力することで運用資産の期待リターンとリスク、そして将来の運用成果についての予想もシミュレーションできます。
将来の予想については想定される期待リターンに応じて、想定通りの無難な運用の場合、もっとも運が良かった場合など、その結果に至る確率と想定額が明示されるので、投資というものの本質がイメージしやすいのが気に入っています。
ブログ内の記事も有益なものばかりなので、一読することをおススメします。たとえ投資初心者であってもすべての記事に目を通せば、一気に中級者以上の知識が身につくと思います。
みかローン(住宅ローンに特化した返済シミュレーションサイト)
住宅ローンを組む際は、とにかく事前のシミュレーションが大事だと思います。
とはいえ金融機関や不動産会社から提供されるシミュレーションはあくまでも簡易版であって、細かい設定がほとんどできないものばかり。
とことん設定を細かくしたい場合は、下記のみかローンがおすすめです。一般的な家族構成や金利の設定だけではなく、たとえばこういった想定をすることが可能です。
◆ 住宅ローン控除の設定
◆ 途中で返済額を見直す場合の設定
◆ 定期的な繰上げ返済の設定(1年に2回など)
しかもこれらの数字は、途中から変更することが可能です。
たとえば、1年~10年目は繰上返済をせずに11年目からするとか、5年後から金利が〇%に変更されるとか、〇年目から繰上返済額を変えていくとか…こういう細かい点を自由自在に設定できるサイトなので重宝します。
頭金の必要額や、最適な繰上返済のタイミングを探るうえでも大いに役立ちます。シミュレーションの結果はファイル名をつけて保存することもできるのでおススメです。
明治安田アセットマネジメント『投資シミュレーション』(取り崩し設定が便利)
明治安田アセットマネジメントが提供する、資産運用の分析ツールです。
リスクリターン分析や、投資のシミュレーション、資産運用に特化した計算機(資産運用電卓)などのサービスが提供されています。
個人的に気に入っているのが、投資シミュレーション。
年率のリスク、リターンを設定し将来の予測を立てるものですが、上記で紹介したファンドの海と同じく、運用成績の振れ幅を確認することができ、それをわかりやすいグラフで明示してくれるので、視覚的にも理解しやすいです。
また、「取り崩し」の設定をすることもできるので、〇年後までは積立設定、〇年後からは取り崩し設定という形で、人生の分岐点から逆算したシミュレーションを行うことが可能です。これによって財産の形成期だけではなく、老後やセミリタイア後のシミュレーションを行うことができます。
おもしろいのは、トップページのロボアド診断をやってみると診断結果が動画で出てくること。1分半の短い動画ですが、レポートではなく動画で結果を出してくれるのは画期的ですね。
初心者にもおすすめのツールです。
生命保険のデータベース(よい保険とダメな保険が比較で理解できる)
保険に加入する目的は将来の保証や万が一の安心のためですが、残念ながらほかの金融商品とおなじようにトラップが多い商品です。
加入するだけでソンをする保険はもちろんですが、契約内容が複雑すぎて、万が一のシミュレーションすらロクにできない保険も数多くあります。
そんな時は、以前もおすすめしましたが、下記のサイトが便利。保険商品に精通した元保険会社の営業マンが、よい保険とダメな保険をバッサリと解説してくれます。
また保険の加入を前提としていないのも評価のポイント。
例えば学資保険の場合、いろいろと商品の比較を行ったうえで、最終的には「保険よりもNISAのほうがいい」と言って終わってます(笑)
保険は人生で2番目に高い買い物ともいわれています。2番目ということは住宅のつぎ。
ですがこれは無頓着に不要な保険に入り続けている場合であって、必要なものだけに厳選して加入したり別の手段で万が一に備えることができれば、さすがに2番(教育費や自家用車を超えるような出費)にはならないはず。
トラップを回避して、保険の支出順位を下げることが健全な資産運用の第一歩ですね。
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