怖いもの見たさに資産運用EXPOに行ってみたら結構面白かった

マネーリテラシー

この土日に、東京ビックサイトで開催されていた資産運用EXPOに行ってきました。

資産運用EXPOは、東京・大阪で合わせて年3回開催されている投資商品の紹介イベントで、王道の株式投資だけではなく、不動産、保険から 現物資産まで、あらゆる投資商品が一堂に会するイベントとなっています。

 

▼会場の様子

正直なところ、この手のイベントで出展されている投資商品に、投資価値はありません。なので本来は参加する必要もメリットもありません。

本当に価値のある投資法なのであれば必死に展示会という形で営業を掛ける必要はありませんし、勝手に世に広まっていくはずです。私は無リスク資産であれば個人向け国債、リスク資産はインデックス投資が最適解だと思っているので、ここで紹介されている商品は検討に値しません。

また予想通りというか、各ブースからの提案(勧誘)や、アンケート依頼(個人情報の収集)の圧が強く、また、「必ず上がります」「下がる要素がない」「元本保証で○○%」「日本ではまだ知られていない」など、それはまずいんじゃないの?という営業トークが何度も耳に入ってくるブースもありました。

もちろん企業はそれなりの対価(場所代)を払ってブースを出展しているわけなので、その元は取らなければなりませんし、知名度を上げるために露出を増やすというのは広報の基本ですからすべてを否定するものではありませんけどね。

ただ、タイトルにもあるように私は結構おもしろかった!という感想を持ちました。理由としては3つあります。

①知らない会社を知ることができる
②知らない投資を知ることができる
③出展者側の流行を感じ取ることができる
 
まず①ですが、出展企業の中にメガバンクや大手証券会社、保険会社はありませんでした。聞いたことがない企業、外資系(しかも中華系)の企業、社名だけだと何をやっているのかわからない企業など、さまざまでした。
 
②についても同じですが、世の中には怪しげな投資商品があふれているな。。。と。ピンクダイヤモンド投資、日本酒投資、ハウストレーナー投資…など、何度説明を聞いても合理的な投資とは思えないものばかりなのですが、聞くだけであれば楽しめます。
 
③について補足すると、会場全体で盛り上がっているブースと閑古鳥が鳴いているブースが分かれるので、人がどういうところに興味を持っているのかが結構わかったりします。人間観察をすることによって、どういったところに世の中の注目があるのか、推察するのが楽しかったりします。
 
ただ、冒頭でも説明した通り、会場内の営業圧力がかなり強い印象です。そもそも、会場に入場するための名札に自分の職業が記載されているので、まさにカモが葱をしょっている状態。満面な笑み、巧みな話術、無料景品やギフトカード、自社の書籍などを駆使して、個人情報を抜きにかかってくるので、以下3点が厳守できるのであれば、社会見学で行ってみるのはアリだと思いました。
 
①絶対に成約はしないこと(その場でもその場でなくても)
②説明を聞くのは良いが、特定できる個人情報までは提供しないこと
 (30代で職業は会社員です…くらいに曖昧な情報であれば話の展開から仕方ない)
③目的意識を明確にすること(情報収集に徹してそれを楽しむ余裕を持つ)
 

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