日本橋にある日本銀行金融研究所(貨幣博物館)へ行ってきました。
場所は日本橋駅から徒歩5分程度。
日本橋三越のすぐそばです。
休日ということもあってか都心は静か。警備員さんはもちろんいますが、落ち着いた雰囲気です。
貨幣博物館は別館扱いで、すぐ隣にあります。
この博物館の入り口には制服を着たガードマンが3人常駐していました。よく見かけるシルバーセンター系の方ではなく、がっちり体型の若いガードマンです。
もちろん親切ですが、外見だけ見ればかなり威圧的(笑)
簡単な受付を済ませると入館できます。
見学料は無料。
おカネに関する一通りの展示物があるわけですが、なかでも「おカネの歴史」や「偽造防止技術」のコーナーは必見だと思います。
意外にも若い方が多く、親子連れも沢山いました。そういえば一人でやってきている小学生もいましたね。一生懸命メモを取っているところを見ると、将来有望な気がします。
撮影厳禁なので内容についてはこうやって文章で書くしかないわけですが、面白かったのがあの有名な『徒然草』に紹介されていた「お金持ちになる方法」というくだり。
◆ 人間の世界は移り変わる無常と考えない
◆ 自分の欲求に注意すること
◆ お金を主君や神のごとく扱うこと
◆ 恥ずかしいことをされても恨まないこと
◆ 正直を心掛け、約束を守ること
◆ 自分の欲求に注意すること
◆ お金を主君や神のごとく扱うこと
◆ 恥ずかしいことをされても恨まないこと
◆ 正直を心掛け、約束を守ること
まとめるとこういうことになるようです。
この世の中を無常などとは悟らず、自分の欲求がすべて適うと思うな。おカネを神様のように大事に扱い、無駄遣いをしてはいけない。屈辱に耐え、正直に生き、約束を守りなさい。
後から調べてわかったんですが、これは別に作者の吉田兼好が書いたのではなく、作者が富豪から聞いたことを書き写したものとされているようです(吉田兼好はむしろ苦しい思いをしてカネを貯めて何になる?と否定的だったらしいです…)
かれこれ800年も前の話ですが、現代にも通じるものがあるような気がします。能力も才能もない普通の人にとって、この教えを実践することが一番かつ唯一の近道ではないでしょうか。
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