【思い込み注意】インデックス投資へのよくある誤解5選

インデックス投資
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【思い込み注意】インデックス投資へのよくある誤解5選

長年インデックス投資を続けていると、インデックス投資という手法やインデックス投資家への誤解を感じることがあります。

今回はよく誤解されるパターンを紹介してみたいと思います。

インデックス投資は万能である

ごく稀にですが、インデックス投資を行えば「かならず儲かる」「時間はかかるが確実に収益が上がる」という論調の記事を見かけます。

確かに「長期」「分散」「積立」を徹底すればかなりの確率で成果は上がるかと思いますが、投資に絶対はありません。

またいくらインデックス投資が「負けにくい」と言っても、それはインデックス投資が人口の増加や技術革新によって世界経済が成長し続けること、そして何より現在の資本主義社会が続いていくことを前提としていることを忘れてはいけません。

今後人口が減少局面に入ったり、資本主義が今後、崩壊したり限界を迎えた場合はその前提条件が崩れてしまいますし、最終的に投資をしない方が結果的には良かったというケースも起こりえます。

 

インデックス投資は低リスクである

これもよくある誤解で、確かに投機的な投資(デイトレードや信用取引)に比べればリスクは抑えられているものの、購入するインデックスファンドによっては値動きの激しいものも数多くあります。

また前項でも説明していますが、世界の成長が止まってしまうとそもそも企業全体が収益を上げることが困難になってしまいます。そうなった場合は、リターンがほとんど望めない高リスク投資に変貌することになります。

インデックス投資はあくまで市場の動きに連動しますので、最悪の場合、短期間のうちに評価額が2分の1、3分の1になる可能性もゼロではありません。

インデックス投資=低リスク は 完全に誤解です。

 

インデックス投資家はアクティブファンドが嫌い

インデックス投資家はアクティブファンドを毛嫌いしているという論調もよく見かけます。

これもあるあるの勘違いなのですが、インデックス投資家であっても純粋にインデックスファンドだけをしている投資家というのは少数だと思います。

統計的な根拠は確認できませんが、以前参加したインデックス投資ナイトというイベントでは、会場のアンケートでインデックス投資家の8割はアクティブ投資を行っていると結果が出ました。

たとえアクティブファンドであっても投資哲学や運用実績が評価できれば、積極的にポートフォリオに組み込んでいこうとするインデックス投資家は多いです。

事実、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearでは少ないながらも、ひふみ投信などのようなアクティブファンドも入賞しています。

多くの方が、インデックス投資をメインに資産運用をしているものの、アクティブファンド、個別株、FX、純金積立、仮想通貨など、自分なりの投資方針で楽しんでいるというのが印象です。

実際に私もインデックス投資のほかに、個別で株式を購入したり、純金積立をしたりしています。

 

インデックス投資はどんな人にもおすすめ

インデックス投資は無難かつ合理的な投資方法であることについては自信をもって断言できますが、万人に勧められる投資法というわけではありません。

安易にどんな人にも勧められる投資法だというのは間違っています。

そもそもどのような投資法が最適かどうかは個人の置かれている事情で判断されるべきものであり、正解はありません。

総じて以下のような条件に当てはまる方は、「向いていない」と言えます。

 

◆ 短期的に収益をあげたいと思っている人
◆ 高収益をあげたいと思っている人
◆ 絶対に損をしたくない人(リスクが取れない人)
◆ 人類の将来に悲観的な人
◆ 資本主義というシステムに賛同できない人
 

インデックス投資は初心者向け

インデックス投資は初心者でも無理なく始められる投資という意味においては間違いありませんが、必ずしも初心者に限定されている投資法ではありません。

プロといわれる多くの機関投資家も活用していますし、投資歴10年20年となるような老舗のブロガーも活用しています。

簡単に実践できる投資法ですが、詳細まで理解しようとすると一筋縄ではいきません(深く理解しなくても実践できるのがインデックス投資のメリットです!)

投資歴に関係なく活用できるのがインデックス投資です。

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