昨日、大井町にある品川区総合区民館(きゅりあん)でFund of the Year 2019の発表会が開催されました。私もチケットが取れましたので参戦しました。
当日は雪が舞うあいにくの天候でしたが、品川までは自宅まで乗り換えなしで行けますし、大井町は品川の隣、会場も駅からすぐの場所なので、個人的にはありがたい開催場所です。
発表会は三部立てで構成されており、メインの発表会は第三部でした。
第一部
第一部は公的年金に関する講演会で、慶応大学商学部の権丈教授より世間で誤って認識されている公的年金の仕組みや今後の見通しなどについての解説がありました。
マスコミはもちろんのこと政治家や経済学者までもが誤った認識を持っているという現状に危機感を抱くとともに、しっかりとした見識をもつ重要性を改めて感じた次第です。
ちなみに会場では『公的年金大好き度テスト』というものが配布されたんですが、私はその内容について半分程度しか理解できていませんでした。
自分の勉強不足を反省するとともに、なぜここまで複雑怪奇な制度になってしまっているのかという素朴な疑問を感じずにはいられませんでしたね、、、、いずれにしてもせっかくいただいた資料なので、あとでじっくりと見返したいと思います。
第二部
第二部では個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」が紹介されました。
私はニッセイ外国株式インデックスについてコメントしていたのですが、それもきちんと発表してもらえました。ここでのコメントはなかなかテレビや雑誌などのメディアでは見られないスパイスが効いているものが多いので、毎年楽しみにしています。
投票権がある方はせっかくの機会ですので、積極的にコメントを発していってほしいですね。
第三部
第三部はメインのFOY2019の発表会。注目の結果は下記の通りです。
1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
4位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
6位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
7位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
8位 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
10位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
結果を観ればベスト10をインデックスファンドが占めており、またeMaxisシリーズが上位を独占する結果となりました。
私は4位に入賞した<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドに投票権すべて(5票)を投じたのですが、一歩及ばず。
あくまで上位5位までを観ればの話ですが、過去二回のFOYを誇り、ベスト3の常連だったこのファンドですら、eMaxisシリーズの前に土俵際の展開です(…がここから、大逆転へとつながるかもしれない発表が運営会社の役員さんからありました!)。
プレリリース等の公式発表があったわけではないのでこの場では割愛します(もしかしたら書いてくれているブロガーさんがいるかもしれませんので探してみてください…笑)
ランキング形式なのでどうしても順位はついてしまいますが、もはやノーロードは当たり前、信託報酬のコストについてもすでに過当競争の域に入っており、どのファンドを選んでもほとんど大差がない状況になっています。
コスト競争がここまで進んでくると、純資産残高や資金流入の傾向、使っている証券会社との相性などで選んでも大きくは間違わない気もしますね。
とはいえ投資は自己責任なので、必ずしも、受賞したファンド=あなたに最適なファンド、ではありません。大いに参考になるランキングだとは思っていますが、盲目的になることなくじっくりと考えて購入すべきだと思います(とくに8位のファンドには注意が必要な気が…)
残念ながら今年は家庭の事情(育児)で懇親会には参加できなかったのですが、機会があれば今後も交流会には参加していきたいと思います。
コメント