◆ すぐに飽きてしまう性格で、なかなか継続できない
◆ なるべくお金をかけずに、経済的に趣味を楽しみたい
趣味・嗜好についてはその人個人の価値観・人生観が大きく反映されるため頭ごなしに否定することはできませんが、お金をかからない趣味を持っている人のほうが家計に与えるダメージが少なく、資産形成に有利なのも事実です。
お金がかからない趣味のメリット
まず初めにお金がかからない趣味を持つメリットについて、整理します。
メリットはズバリ3つ。
◆ 飽きてもダメージが少ない
◆ 家族の理解が得やすい
経済的負担が少なく、気軽に始められる
一番のメリットはもちろん、その趣味をすることによる経済的負担が少ないということです。手を出しやすいので、始めるためのハードルも低くなります。
始めるにあたっての初期投資(道具)やランニングコストが小さければ、たとえその趣味に没頭してしまったとしても、家計を気にせずに楽しむことができます。
費用を考えずに楽しめるということは、お金の面ではもちろん、精神的な余裕にもつながります。
飽きてもダメージが少ない
趣味として取り組んでいても、途中で飽きてしまったり、あまり興味を持てなくてやめてしまう、挫折してしまうという可能性も考えられます。
また、生活状況や仕事の関係で、満足に趣味の時間が取れなくなるかもしれません。
こういった場合、お金のかからない趣味であればほとんどノーダメージですし、再開するためのハードルも低いので、いい距離感で趣味を継続することが可能です。
行動経済学でいうサンクコスト(埋没費用)がほとんど発生しないので、撤退も容易です。
「せっかく費用をかけたんだから…」と無駄に執着する必要もほとんどありません。
家族の理解が得やすい
一人暮らしであれば問題ありませんが、結婚していてさらに子どもまでいると、稼いだお金を好き勝手に使うわけにはいかなくなります。
家計でお小遣い制が採用されているとなれば、なおさらですよね。
夫婦で同じ趣味を持っているというラッキーな状況であれば別ですが、片方が一方的にお金のかかる趣味に没頭してしまう場合は、もう片方の理解が必要になります。
その点、お金がかからない趣味であれば、理解を得やすいと言えます。仮にその趣味に対しての興味関心が異なっていたとしても、あまりとがめられることもないでしょう。
毎日が楽しくなるお金がほとんどかからない趣味7選
ウォーキング
ウォーキングはお金がかからない趣味の筆頭です。
初期投資に必要なものは歩きやすいスニーカーを用意するくらいですし、こだわったとしてもウォーキングシューズや服装の出費くらいですみます。
ウォーキングには脂肪燃焼効果があるため、続けることで肥満解消や生活習慣病の予防にもなるなど、健康にもいいので万人にオススメです。
継続するコツは1つ、ウォーキング自体をたのしくすることです。
◆ ウォーキングイベントに参加してみる
◆ 記録を取って達成感を得る
◆ 好きな音楽を掛けながらリラックスする
◆ 他の趣味と兼ねる(食べ歩き・散策・ゲームアプリなど)
家庭菜園
家庭菜園もあまりお金がかからない趣味といえます。
本格的に市民農園を借りたりするとそれなりの経費がかかってきますが、家庭で楽しむ分であれば、必要なのは、苗、土、プランター程度で、そのほかの細かい道具なども、100円ショップ等で簡単にそろえることが可能です。
初期費用を回収するだけの収穫を期待するのは難しいですが、あまり場所を取らずに比較的栽培しやすいもの(ミニトマト、枝豆、唐辛子など)を選んで、楽しんでみてはいかがでしょうか。
ブログ
気軽に始められる趣味として、ブログなどの情報発信もおススメです。
ただ単に日記として発信するのではなく、なにかしらの方向性を持って更新すれば立派な情報サイトにもなります。うまくいけば趣味が実益につながる可能性も見えてきます。
ブログを始めるのは、以下の2つの方法があります。
無料ブログサイトに登録する
ブログ初心者は、無料ブログサイトに登録して初めてみるが無難です。
レンタルサーバーなどを契約する必要がなく、初期費用がまったくかかりません。PC(最近はスマホでも)1台あれば、すぐに始められます。
ライブドアブログ | ブログ容量が無制限なので、画像や動画の取り込みに強い。 |
FC2ブログ | デザインテンプレートが豊富で、レイアウトの自由度が高い |
はてなブログ | はてなブックマークと連動しており、アクセスが集まりやすい |
気軽に始められる一方で、設計の自由度が少ない・自由に広告を貼れない・独自ドメインを使えないなどのデメリットもあります。
最大のデメリットは、ブログサービスが終了したらブログのデータも消えてしまうということです。必ずエクスポート機能(引越し機能)を確認しましょう。
ワードプレスでブログを立ち上げる
少しだけ費用がかかりますが、ワードプレスを活用するのもおススメです。
かかる費用は最初に発生するドメイン代と、毎月発生するレンタルサーバー代ですが、あわせても月額1000円程度なので、そこまで気にする必要もないかと思います。
無料ブログと違って企業のサーバーを間借りしているわけではないので、ブログ削除リスクはありません。また、サイト設計の自由度が高く、収益化にも強いとされています。
私もブログの更新をがんばっています。簡単に成果が出る世界ではありませんが、いろいろと試行錯誤をしながら継続していきたいですね。
将棋・囲碁・チェス
将棋・囲碁・チェスなどの伝統的なボードゲームも、お金がかからない趣味といえます。インターネットの普及により、大戦を楽しむだけであれば道具をそろえる必要すらなくなりました。
しかも、以下のようにメリットが豊富にあります。
◆ 思考力・精神力が鍛えられる
◆ 本格的にはまっても、出費が少なくてすむ
本格的にはまったとしても、勉強のために書籍を購入したり、棋院・碁会所での利用料を支払う程度の出費です。
家族で楽しめればよいコミュニケーションツールになること間違いなし!
子どもに与える教育的意義も計り知れません。値段が高いうえに効果が良くわからない幼児教材に手を出すよりも、将棋や囲碁を教えたほうが自分で考える力を効率的に鍛えられると思います。
動画鑑賞
インドア派にとって最強にコスパがいいのが、動画鑑賞です。ここ数年急速に動画配信サービス(VOD)が普及したため、鑑賞に必要なコストも劇的に下がりました。
テレビゲームという選択肢もありますが、ゲーム機器やソフトを揃えようとするとそれなりの金額になってしまいますので、コスパ的には動画鑑賞に軍配が上がります。
無料で利用できるものと、有料なものがあります。
視聴頻度にもよりますが、有料系については内容をよく吟味したうえで1~2種類に絞って登録というのが、費用対効果が一番高いといえます。
無料系
ABEMA(アベマ)TV | オリジナルのテレビ・ドラマ・アニメ&動画配信サービス |
Tver(ティーバー) | 民放公式テレビポータル。見逃し配信。 |
GYAO!(ギャオ) | ヤフーの無料動画サービス。 |
有料系(月額の課金が必要だが内容が充実)
Amazonプライムビデオ | Amazonプライム会員への登録で利用料が無料に! | プライム会員登録 |
Hulu | 7万本以上の作品がいつでもどこでも見放題。 | 初回2週間無料! |
NETFLIX | 世界最大の動画配信サービス。 | 無料期間なし |
NHKオンデマンド | NHKスペシャル、連続テレビ小説なども大量配信。 | 一部無料配信あり |
U-NEXT | 国内最大級の動画配信サイト! | 初回31日間無料! |
FODプレミアム | フジテレビの動画が豊富!独占タイトル5,000本以上! | 初回2週間無料! |
TUTAYA TV | TSUTAYAの動画配信サービス。 | 初回30日無料! |
我が家も動画配信サービスにはかなりお世話になっています。いまではほとんど、リアルタイムでテレビを見ることがなくなりました。
読書
読書好きであれば、読書が最強のお金がかからない趣味になります。
単純に趣味として楽しいだけではなく、自己啓発につながったり、知見を広げることもできるので、欠点らしい欠点が見当たりません。
工夫次第では、投入する費用(書籍代)も大幅に抑えられます。
私の場合は、つぎのような感じで書籍の供給元を使い分けています。
小説・旬を過ぎたベストセラー本・子どもの絵本など | 図書館 |
雑誌・新書など | 月額サービスで一気読み |
趣味の分野に関する本 | BOOKOFF・メルカリ |
自己啓発本、勉強系の本、 | 書店で購入、BOOKOFF |
上記のうちどうしても手元に置いておきたい本 | 書店で購入、電子書籍 |
新刊書籍は定価販売が基本ですが、書店事業を営んでいる会社の株を購入すれば株主優待をつかって割引価格で購入することも可能です。
そういった書店が近くにあるのであれば、この優待分だけですぐに元が取れるのでおススメです。
私の場合は、こちらの会社の株を保有しています。どんな本も5%の割引になるので、侮れません。
電子ピアノ
いやいやピアノはお金かかるでしょ…と思われるかもしれませんが、案外そうでもないというのが正直な実感です。
ピアノさえ買ってしまえば、あとのランニングコストはほとんどかかりません。必要なのは楽譜ぐらいですし、最近は1曲数百円程度でダウンロードできるサービスも一般的です。
趣味で楽しむ程度であれば本格的なピアノを購入する必要はなく、電子ピアノでも十分です。また、電子ピアノには、以下のようなメリットもあります。
◆ メンテナンスが掃除程度
◆ イヤホンがあるので深夜早朝でも使える
本格的なピアノを購入してしまうと防音対策や調律費用など別の手間も増えますし、何より場所を取ってしまうので、我が家のようなマンション暮らしでは難しいです。
まとめ
今回の記事では、ほとんどお金をかけずに楽しめる趣味7選について解説しました。
電子ピアノなどある程度の初期費用がかかるものもありますが、以下の7つの趣味について没頭したとしても、月にかかる経費はせいぜい5,000円~10,000円程度です。
- ウォーキング
- 家庭菜園
- ブログ
- 将棋・囲碁・チェス
- 動画鑑賞
- 読書
- 電子ピアノ
一方で、ギャンブル・ゴルフ・車やバイク関係・ネットゲーム・食べ歩き・各種コレクターなど、一般的にお金がかかると言われる趣味を持っている場合、たった1回・1日でそれ以上の経費がかかってしまうことも珍しくありません。
冒頭でも書いているように、趣味・嗜好についてはその人個人の価値観・人生観が大きく反映されるものであり、またそれが生きがいにもつながっている場合も多いため、否定することはできません。
ただし、お金がかかる趣味を複数持ってしまっている場合は節約・財産形成どころの話ではなくなりますので、自分の行動基準については慎重に検討する必要があります。
1番ラッキーなのは、お金がかからない趣味の中で没頭できるものが見つかること!
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