【iDeCo運用レポート】2022年3月度（開始60ヶ月）【実額公開】

iDeCo（個人型確定拠出年金）の運用レポートを毎月実額で公開しています。

公開している内容は、運用成績の詳細（評価額・拠出額・損益率）の他、過去1年間の実績推移を掲載しています。

まずは、今月の運用成績の詳細（評価額・拠出額・損益率）を確認していきます。

今月までの成績は、投資元本72.0万円、評価額103.4万円、損益プラス31.4万円となりました。先相場が一貫して弱含みの展開だったため、資産残高はわずかに増えたものの、評価益は前月から減少しました。

投資対象はニッセイアセットマネジメントのＤＣニッセイ外国株式インデックスのみ。
iDeCoの運用開始当初から一貫して、SBI証券にて買い付けをしています。

NISAや特定口座で他のアセットへ投資して全体のバランスを取っているので、iDeCoについては先進国株式に集中投資をしている状態です。

続いて過去1年間の成績です（投資元本：折れ線グラフ、評価額：棒グラフ）

好調だった昨年とは一転、今年に入って足踏み状態が続いています。とはいえまだまだ利益が出ている状態なので、好調といえば好調ですが。

今月で積立月が区切りの60ヶ月目（5年目）に到着しました。このまま制度が変わらず60歳まで引き出せないとすると、今後20年間は運用をし続けることになります。

5年でこの成長ですから今後が楽しみですし、なにより厚生年金以外にも老後費用をきちんと積み立てていることが、やることはやっているという自己肯定感につながるので、自分の精神衛生にも貢献していると感じます。

iDeCoは基本的にやったほうがトクな制度

毎月の定例記事です。

iDeCoは基本的に一定以上の所得がある人（課税されている人）であればだれでもやったほうがおトクな制度です。トクになるように（現役世代の利用を促すために）国が制度を設計しているので、良い意味で歪んでいます。

NISAやふるさと納税も人気ですが、優先すべきなのは、直接の節税効果（所得控除）があり、いったん口座を開設してしまえばあとの手間がかからないiDeCoでしょう。

もちろん、iDeCoにもデメリットがあります。その点が気になる方は、こちらの記事にまとめてありますので、参考にしてください。

iDeCoには気になるデメリットがいくつか存在するものの、総合的に考えればメリットのほうが断然大きく、やらない手はない制度です。

運用は分散効果が十分に働き、低コストで運用できるインデックスファンドがおススメ！

時間を味方につけるためにも、若いうちから加入することを推奨します。必ずしも掛金を上限まで設定する必要はないので、初心者であっても敷居は低いはずです。

どうしても元本割れのリスクが取れないのであれば、預金商品などを選択するという手もあります。運用効率を考えるとあまり合理的とは思えませんが、掛金が全額所得控除されるだけでも節税になるので、何もしないよりは全然マシです。

わたしのおすすめはSBI証券ですが、ネット証券系であればどこでも同じようなサービスを提供しています。取り扱っている商品や、管理手数料などを比較して選択しましょう。

なお、そもそも証券口座を開設しないとiDeCo専用口座を開設できないので、口座がない方は口座開設から始めて下さい。

ダイヤモンド社