【慎重かつ大胆に】コロナショックが落ち着くまでの当面の投資戦略

時事(マネー系)

わずか2か月ほど前までは好調な株式市場でしたが、新型コロナの影響でリーマンショック以来の暴落局面を迎えています。

はじめのうちは、世間が暴落暴落と言ってもまだまだ…と思っていましたが、NY市場が連日のようにサーキットブレーカーを発動したり、ダウ工業平均が市場最大の下げ幅を記録するなど、確かに統計上も暴落局面という様相になってきました。

少なくともリーマンショック後にあった、東日本大震災、アメリカ国債の財政の崖問題、ギリシャ危機、ブレグジット、米中貿易戦争…などよりは、今回のコロナ騒動のほうがニュース的にも株価的にもインパクトが大きいですね。

今現在の私の資産状況をチェックしてみると、それでもまだ評価益を維持している状態です。なんといってもリーマンショック後の底値期間中に仕入れたインデックスファンドが効いています。

ただ損益分岐点(今回の場合は平均取得単価)をざっくり計算してみると、日経平均が15000円前後、ダウ平均が18000ドル前後なので、最近の下がり方を見ていると評価損に転落するのも時間の問題のような気もします。

なにせ実体経済に本格的に影響が出てくるのはこれからであり、経済指標や決算の結果が悪いとなれば、さらに市場が冷え込むことも十分考えられます。最悪の場合、コロナショックによる需要の蒸発から、金融システムの危機に問題が移ってくるかもしれません(たとえばイタリアがデフォルトするとか…)

現在の低迷がどのくらいの期間続くのかはわかりませんが、まだまだ積立期間の最中ですし、そのうち上がってくるものだと思っているので、5年10年かかっても問題ありません。

これが現役世代の最大の強みであって、収入が続く限りは投資に回すことができますので、この強みを十分に生かしていきたいと思ってます。

基本的な戦略は以下の4つです。

 

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保有株は売却しない

原則、保有株、保有ファンドは売却しません。

ただし、保有しているファンドの中で評価損が発生しており、かつコストでの優位性を失っているファンドについては税金を払わず整理するチャンスですので、同種ファンドへのリレー投資を積極的に検討していきます。

 

愚直に積立投資を続ける(ちょっとだけ増額)

積立投資については当然ですがこのまま継続して行います。ただし、少しだけ色気を出して積立額を増額しようと思います。

もっとも調子に乗りすぎるとイザというときに弾切れになるので、気持ち程度に抑えておきます。

「下がっているときだからこそ多く買いたい!」と「下がっているときも自制したい」「積立額を増額させても生活に支障は出ない」…を両立させるバランスで設定しました。

 

この積立額の増額は市場の動向にかかわらず期間限定で実施します。具体的には今月(3月)から8月までの半年間。

その後、年間計画に戻すか、延長するかは8月までに考えます(このころになれば市場はともかく、コロナの感染については世界的に落ち着いていると推測しています)

 

生活防衛資金には手を付けない

生活防衛資金として生活費の約2年分を個人向け国債で保有しています。これには一切手を付けない方針を堅持します。生活費としてはもちろん、投資用としても用いません。

失業等で収入が絶たれる、住宅ローンを払えなくなるなど…生活の危機に直結する事態に陥った場合の拠り所ですので、いくら暴落局面と言ってもこの程度のことで手を付けるわけにはいきません。

 

余裕があったら個別株を購入する

こう安くなってくると買いたくなってくるんです。落ちるナイフを掴もうと思ったらギロチンだった…という展開も十分あり得るので、慎重にはいきたいと思ってますが。

いま政府のほうでいろいろと経済対策が検討されているようです。

減税なり商品券なりで対応されると無理ですが、一律の現金給付ということになったら最初からなかったものと考えて、株を買おうと考えています。4人家族なので1人2万円の支給だったら8万円。10万円以下でも優待狙いで買える株は結構ありますしね。

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