情報公開に後ろ向きな商品・サービスを選択する必要はない

マネーリテラシー

日頃の生活において、さまざまな情報を収集するにあたってネットでいろいろと検索をかけることがあるかと思います。もちろんツールはネットだけには限りませんが、ほかの媒体と比べて圧倒的に情報へのアクセスが容易というメリットは計り知れません。

ただし、情報の公開度合いが小さいと、私の場合はそれだけでその「商品」「サービス」を選択することに対して、後ろ向きになってしまいます。不信感を抱くまでには至りませんが、積極的に選択するモチベーションはなくなりますね。

なかでも価格、費用、コストといった類の表記が巧妙に隠されていたり、曖昧に記載されているとそれだけでちょっと萎えてしまいますね、、、

例えば子どもに関する費用。

今回は幼稚園の入学費用、登園中の費用について実体験ベースで取り上げます。

普通であれば相当のお金持ちか無頓着な人以外は、何に一体どのくらいの費用がかかるのか…が気になりますよね。ですがこれがはっきりと謳われていないことが本当に多い。

ある園のホームページにはその通園中の費用について保育料(月謝)の掲載しかされていませんでした。入園料はもちろん、スクールバスの費用、給食費用、施設の使用料、教材費など…をHP上から知ることができません。

「詳しくは説明会の際にご確認ください」「ご不明な点はお問い合わせください」と注釈があればまだいいほうで、最悪なのは「入園後に改めてご説明いたします」や「その他臨時で徴収する場合があります」的なことが書かれている園です。

こうなってしまうと、株価もわからず株を買う、値札も見ずに服を買う…のと何も変わりません。そんな不確かで後だしジャンケンのようなものに、どうして入園という契約行為を交わすことができるのか…という話です。

私の場合はこういった姿勢の園である時点でパスですが、どうしても入園させたいのであれば、電話や直接訪問するなりして、入園前に確認をすることだと思います(この時点で適切に対応してもらえるのであれば、とりあえずは問題はないかと思います)

いろいろな園の情報を見てわかったのですが、しっかりしたところはきちんとその費用の全容を明らかにしているだけではなく、職員数、園児数、行事の予定表、スクールバスの時間やルート、園長先生の経歴なども当たり前のように公開しています。

もっと意識が高いところになると、財務状況も公開していたりしますね。

 

逆に情報公開に無頓着、あるいは後ろ向きな園については、次のような感想を持ってしまいます。

・公開できないような情報があるのではないか
・公開すると園児が集まらないような理由があるのではないか
・具体的にアピールできる強みがないのではないか

 

今回は例として幼稚園について示しましたが、学校情報、求人情報、商品情報、病院情報、会社情報などなど、基本的には同じような感じだと思います。

説明自体がない、あるいは説明に具体性や根拠がない場合、普通の消費者にはその真偽がはっきりせず、また検証のしようもありません。

その時点で選択を避けたほうが無難ということです。2024

コメント