「お金が貯まらない人の特徴」と聞くと、どんな人を思い浮かべるでしょうか。
便利だからといってコンビニをよく使う人、パチンコや競馬などのギャンブルが好きな人、レシートをもらわず、もらってもすぐ捨ててしまう人。。。
マネー系の記事やFPの解説などでは、こうした行動はだいたい「お金が貯まらない人の典型例」として扱われます。コンビニは割高ですし、ギャンブルは期待値で考えれば基本的に不利です。レシートを残さなければ、支出の細かい管理もできません。
では、こういう人は本当にお金を貯めることができないのでしょうか。
実はこれは全部、私のことです。
コンビニ大好きでも資産形成はできる

私はコンビニが好きです。便利ですし、つい寄ってしまいます。基本的に毎日利用しており、必ず何かを買っています。
節約の教科書的にいえば、コンビニは真っ先に削るべき支出でしょう。スーパーで買えばもっと安い。まとめ買いをすればもっと効率的。水筒を持参すれば飲み物代も減らせる。どれも正論です。
しかし、正論だからといって、自分にとって常に正解とは限りません。
コンビニを使うことで、時間を節約できることもありますし、気分転換になることもあります。商品が頻繁に入れ替わるので飽きませんし、世の中のトレンドがなんとなく理解できます。少し高くても、その便利さに価値を感じているなら、完全に悪い支出とは言い切れません。
大事なのは、コンビニを使うかどうかではなく、コンビニを使っても家計全体が崩れていないかどうかです。
ギャンブル好き=貯まらない人、とは限らない
私はギャンブルも嫌いではありません。頻度は多くありませんが、パチンコ、スロット、競馬、サッカーくじなどが好きですね。
それとギャンブルではないですが、事業投資型のクラウドファンドとかにも興味を惹かれます(自分で選ぶ楽しみが癖になります)
この時点で、マネー記事的にはかなり印象が悪いと思います。お金を増やしたいならギャンブルはやめましょう。投資とギャンブルは違います。そういう指摘が出てくるのは当然です。
もちろん、生活費を削ってまで賭けるようなことは論外です。借金をしてまでギャンブルをするのも完全にアウトです。そこに異論はありません。
ただ、趣味や娯楽の範囲で楽しむのであれば、旅行や外食、ゲーム、ライブ、スポーツ観戦などと同じように、娯楽費の一部として考えることもできます。
問題は「ギャンブルをすること」そのものではなく、「いくらまでなら楽しみとして許容できるのか」を自分で分かっているかどうかです。
結局、どんな趣味であっても、収入の範囲を超えてお金を使えば家計は苦しくなります。逆に、予算の中で楽しんでいるなら、それだけで資産形成が不可能になるわけではありません。
レシートを捨てても家計管理はできる

私はレシートもほとんど残しません。もらおうと思いませんし、たとえもらってもすぐ捨てます。
これも、家計管理の基本からすると良くない行動。家計簿をつけるにはレシートが必要ですし、細かい支出を把握するには記録が欠かせません。
ただ、私は細かい家計簿管理が得意ではありません。毎日の支出を一円単位で記録するような方法は、自分には向いていないと感じていますし、あまり意味がないことだと思っています。
その代わり、家計全体を大きく見るようにしています。
毎月いくら使ったか、年間でどれくらい貯まったか、資産全体が増えているのか減っているのか。細かいレシートの積み上げではなく、全体の数字で判断しています。
もちろん、レシート管理が合っている人はそれでよいと思います。家計簿をつけることで安心できる人もいますし、無駄遣いを発見できる人もいます。
ただ、それが唯一の正解ではありません。
大切なのは「収入>支出」が続いているか

結局のところ、お金が貯まるかどうかは非常にシンプルです。
収入より支出が少なければ、お金は残ります。収入より支出が多ければ、お金は減ります。身も蓋もない話ですが、それ以上でもそれ以下でもありません。
コンビニを使っていても、ギャンブルをしていても、レシートを捨てていても、最終的に支出が収入の範囲内に収まっていれば家計は黒字です。
逆に、いくら節約を語っていても、家計簿をきれいにつけていても、収入以上に使っていればお金は貯まりませんし、説得力ゼロです。厳しい言い方になりますが、労力がかかっている分だけ、余計にコスパが悪い可能性もある。
つまり、お金が貯まる人かどうかは、表面的な習慣だけでは判断できないということです。
マネー記事は参考にはなるが、答えではない
世の中には「お金が貯まらない人の特徴」「貯まる人の習慣」「やめるべき支出」といった情報があふれています。
もちろん、それらの記事がすべて間違っているとは思いませんし、一般論としては正しい部分も多いとは思います。コンビニ利用が多ければ支出は増えやすいですし、ギャンブルにはリスクがあります。レシートを残したほうが支出を把握しやすいのも事実です。
ただし、それはあくまで一般論です。
人によって支出先も違います。家族構成も違います。価値観も違います。何にお金を使うと満足するのかも違います。
だから、マネー記事やFPのアドバイスをそのまま自分の結論にしてしまうのは危険です。本やメディアはあくまで参考にするべきものであり、答えそのものではありません。
自分に合った方法を見つければいい
私は、いわゆる節約優等生ではありませんし、そもそもいわゆるA型人間ではないので、昔から細かいところは案外適当です。それでも、家計全体としては収入の範囲内で暮らし、資産形成も続けてきました。
言いたいのは、細かい行動だけを見て「この人は貯まらない」と決めつけるのは違うのではないか、ということです。
大切なのは、自分の家計を自分で把握し、自分に合った方法を見つけることです。外野の意見を参考にするのは良いことですが、それを鵜呑みにする必要はありません。
自分の頭で考え、自分の数字を見て、自分なりの方法論を作っていく。そのうえで、必要に応じて柔軟に見直していく。
「お金が貯まらない人の特徴」に当てはまっていても、それだけで終わりではありません。
収入の範囲内で暮らし、長期的に資産が増えているなら、それはその人にとって十分に機能している家計管理なのだと思います。
























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