【防災対策の基礎の基礎】いますぐ浸水ハザードマップを確認しよう

時事(非マネー系)

テレビでの報道にもあるように、今夏は全国的に激しい豪雨に見舞われており、各地で土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生しています。

幸いなことに私の住んでいる場所はいまのところそういった被害は出ていませんが、当然他人ごとではありません。

ただし人間とは弱いもので、その立場になってみないとなかなか危機感が芽生えませんし、ニュースで流れなくなると途端に記憶が風化していき、現実感が乏しくなっていきます。

食料の備蓄や非常用の備品を揃えることはもちろん重要ですが、まずは自分が住んでいる土地がどういう土地なのか(地歴)を知ることから始めるべきだと思います。具体的には自治体のハザードマップを参考にして、危険度、想定被害、避難場所などを確認しておくべきです。

自然災害なのですべてが自己責任というわけではありませんが、かといって誰かが助けてくれるというわけでもありません。行政の支援にも限界があるわけで、対応も後手に回る可能性が往々にしてありますので、できる準備はしておく…という心構えは持っておきたいものです。

我が家は地震発生時の対策は検討済でそれなりの準備はできていると自負していますが、こと大雨被害というものはあまり深刻には考えていませんでした。

理由は3つあります。

①近くに川がないから大丈夫(だろう)
②傾斜地ではないから土砂崩れもない(だろう)
③賃貸だからいざとなったら引越せばよい

 

このうち③についてはある意味真実なので、それ以上でもそれ以下でもないのですが、①と②については自分勝手な推測にすぎず、バイアスがかかっている可能性もあります。

そのため、念のためということで、市役所のホームページから大雨・浸水時のハザードマップを入手し確認してみました。結果は以下の通りでした。

 

浸水の被害は想定されていない
  …最大雨量は1時間当たり70ミリを想定
  …それ以上の雨量は想定されていない(想定外)
土砂崩れは想定されていない
近所に浸水の被害が想定される箇所がある

青字の部分は安心材料ですが、赤字の部分は心配な部分です。確かにこの近所で浸水被害が想定されている区域は、周りの土地に比べて窪地になっており、雨水が溜まる気がします。

ここで重要なのは、この赤字の部分はハザードマップを確認することによって、初めて得られた情報だということ。少なくともこれで避難をする際に、こういった危険区域には近づいてしまうという愚かな行動はしなくて済みそうです。

そして自治体がどのくらいまで被害を想定して、どこから先が未知数な領域なのかがわかります(想定外の意味にも2つあり、これ以上は本当に想定されていないだけなのか、あるいは下水処理の最大期待値がそこまでなのでそういう発表をしているのか…は自治体によって違うかもしれません。うちの場合は前者のようですが)

どこの自治体でもハザードマップは用意しているはずですし、5分もあれば確認できる内容なので、面倒がらずに確認してみることをおすすめします。

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