今年から始まった新NISA。昨年のうちにどのように活用するかをあらかた決めていました。
・資金については特定口座をいくつか売却して捻出
・毎月のつみたてについては、特定口座で運用
いまもその方針は変わっていませんが、年末年始は実家に帰省してゆっくりしていたため、投資のことは完全に放置。家に戻ってきたらゆっくり設定しようと思っていました。
また、新NISAは制度上、つみたて投資枠と成長投資枠に分かれていますが、運用方針まで分ける必要はなく、購入するファンドは低コストインデックスファンドと決めていました。
しかし皆さんがご存じのとおり、日経平均もダウ平均も年始から爆上がり。とくに日経平均はバブル後の最高値を連日更新しており、あっという間に節目の35,000円を突破という状況です。
私の過去10年ちょいの投資経験を振り返っても、ここまでの連日の急騰は記憶にありません。2020年の3月~5月ごろのコロナ禍中の相場もすごかったですが、あれは上がったというよりは戻ったという印象が強く、勢いを感じるものではありませんでした。
インデックスブロガーのなかでも評価の高い古典的名著『敗者のゲーム』の中で紹介されている言葉として、「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」という一節があります。結果論ですが、上昇局面のベスト数日を逃してしまうと、利益を取り逃がしてしまうという話ですね。
一括投資分用の資金を捻出するために特定口座(税金を考慮したうえで残りが360万円分になるように)を売却すると、現金化されるまで数日。後日、その資金を使って360万円分のインデックスファンドを新NISA枠で購入というのが流れですが、ここ数日のような状況だとリターンを取り逃がし、再購入時に高値掴みしてしまいます。
これを回避するには、売却のタイミングと買付のタイミングを合わせる、いわゆるリレー投資が必要になるのですが、この場合、リレー投資用に別途360万円を用意する必要があり、私の場合恥ずかしながらこの用意が難しい状況です。。。。
まとめとしては、稲妻が輝く瞬間に立ち会えた上で市場に居合わせることができているので恩恵を享受しているものの、一方で新NISAへの資金移行ができないというジレンマを抱えているという話でした。
ある程度、流動的に動かせる資金を確保しておく重要性を痛感しました。
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