【身近な罠】保険貧乏に陥ってしまう人の3つの特徴【解決策も提示】

保険関係

職場で上司や同僚と話をしていると、本当に保険貧乏が多いと感じます。

失礼ながら特に年配の方に多く、中には毎月10万円を超える保険料を払い続けている人もいます。どのような行動をしようがその人の自由ではあるものの、実にもったいなく感じます。

 

どういった人が保険貧乏になりやすいのか?
何かしらの特徴はあるのか?

 

これについて、私なりに考えてみました。

結論から言うと、大まかに3つの特徴があると考えます。また、記事の後半ではそれについての解決策についても解説していきたいと思います。

 

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特徴1:保険に対する知識が不足している人

保険に関する基本的な知識が不足している人は、単純に営業のカモになりやすいです。

特に公的な社会保険制度に対する知識が不足している人、健康保険がどれほどの優れた制度なのかイマイチ理解できていない人があぶない。

たとえば高額療養費制度についてはそれなりに認知度は高いのですが、傷病手当金の給付水準や給付期間の話になると、社会人であっても理解があいまいな人はけっこういます。

また、会社の団体で組織している健康保険組合の上乗せ給付(付加給付)についても、フリーランスにはない特権であるにもかかわらず、ほとんど知らないというかそもそも興味がない人もいます。

保険組合のほうから積極的に制度の利用を促してくるわけではないので、受け身の姿勢でいると組合費ばかり取られて、恩恵に預かれません。

付加給付の代表例としては、人間ドックの費用の助成や、法定基準以上の追加給付(出産手当金など)、高額療養費制度を利用する際の自己負担金額のさらなる引き下げ(補助)などがあります。

 

特徴2:リスクが可視化できない人(保険に対する過剰な期待と不安)

国の保険制度や会社の福利厚生があるにもかかわらず、将来を心配しすぎるあまり個人年金に加入ししてしまったり、必要のない保証、特約を契約してしまう人がいます。

「国の年金制度は信用できない」という話を良く聞きますが、民間の保険会社はそんなに信用できるのでしょうか。そういった会社も膨大な国債を抱えているんですけどね。

また保険の契約というものは状況に応じて、最適化してくべきものです。住宅の購入、子どもの誕生、子どもの成長・独立、転職、家族構成の変化、収入の変化など、その時に必要な保証のなかから、公的な保険や預貯金でどうしても賄えない部分についてのみ保険に頼るというのが、最適なスタンスです。

 

特徴3:八方美人的な性格で断れない人

「親戚が保険会社」「会社の先輩に勧められて」「取引先の保険会社に勧められて」「奥さんが保険会社」というパターンの場合、俗にいうGNP営業(義理・人情・プレゼント)で迫られると、断りづらいですよね。

また最近こそ少なくなりましたが、一時期より前は会社にも新規採用者を狙い撃ちにするように、外交員が営業にきていました。

私もこれと同じような経験をして不本意な契約をしてしまい、無駄だと思いつつ保険料を渋々払っていました。その保険は今も解約できていません。途中で我慢ならなくなって、なんとかシンプルなプランには変更しましたが、、、

八方美人的な人、スパッと断れない人は保険貧乏に陥りやすいです。契約を断れないばかりでなく、解約に踏み切れない…という面もあるので、最も危険な状態ですね。

 

保険はできれば加入しない・するのであれば最小限で

特殊な事情を抱えている人を除いて、保険の加入は必要最低限で行うべきです。具体的な順番としては、以下の3つの手順で検討してみるのがベター。

 

社会保険(健康保険)について確認してみる

まずは基礎知識として、自分が加入している国民健康保険もしくは健康保険の仕組みについて理解しましょう。細かい部分は省いていいので、「どんなときに」「何日間」「いくらくらい」保証、給付があるのかを整理してみることです。

何らかの事情で働けなくなったときに傷病手当金がどのくらい支給されるのか、育休や産休を使った場合はどうなるのか、についても確認して損はありません。

 

会社の福利厚生制度について確認してみる

上記で説明した「付加給付」については保険組合独自の制度なので、徹底的に理解しましょう。あきらかにオトクな制度なので、利用しない手はありません。

会社によっては健康保険だけではなく、組織されている互助会や労働組合からお見舞い金などをもらえる場合があります。親切な職場だったらパンフレット、もしくは専用のwebページを用意してくれているはずです。

ぜひ、チェックしてみましょう。

 

 

貯金でなんとかなるか検討してみる

そもそもリスクに備えるための方法は、「保険への加入」だけではありません。日ごろから健康へ投資するのも立派なリスクへの対策ですし、預貯金で備えるという選択肢もあっていいはずです。

 

保険は商品の特性として、キチンと保障されるのかという懸念(条件が細かすぎる)や、お金に換えるまでの手続きの煩雑さ、そしてブラックボックスに近い手数料体系など、透明性に欠ける部分が多く残っています。

 

また、投資信託と違って、契約会社が破綻した場合は全額が保障されません(責任準備金制度はありますが、100%の補償ではありません)

 

おまけ(わたしが保険選びの際に参考にしているサイト)

元生命保険の営業マン(サンジ氏)が運営しているサイト。「種類別」「会社別」に保険商品が比較できるようになっており、大変参考になるサイトです。

私は保険の契約を見直す際、必ずこのサイトで保険商品の評価をチェックするようにしています。

 

 

おススメの使い方としては、次のような流れでいいかと。

◆ まず書籍などで自分なりに保険について勉強してみるあ
◆ 得られた知識を使って、自分なりに保険の加入や見直しを検討してみる
◆ その検討内容(検討した商品)について上記のサイトの評価を参考に答え合わせ

 

答え合わせをしてみて、管理人さんと答えが一致していれば「たぶん大丈夫」と判断。

もし一致していなければ、「自分の考え方が本当に合理的なのか」「どうしても譲れない部分があるのか」を自問自答し、最終判断をすればよいかと思います(大切なのはサイトの管理人さんに頼り切るのではなく、最後は自分の分析や直感で判断すること)

参考になる書籍はいろいろありますが、以下の2冊についてはかなり読みやすく、なぜその保険が不要なのかという論点が具体的・客観的に書かれているので、おススメです。

 

 

結局はいろいろな方の本を読み比べて、知識の定着を図るのが結局は一番の近道です。

まちがっても、保険の商品を販売することによって生計を立てている外交員や、代理店の営業マンからのアドバイスはうのみにしないようにしましょう。営業サイドが悪いのではなく、そもそも利益相反の関係なので、アドバイスを求めること自体がアウトです。

彼らは「この商品はダメ」とは言ってくれても、「そもそも保険に入る必要はないのでは?」とアドバイスしてくれることはありません。

 

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