先日、親族に不幸がありました。
そうなると、通夜、葬儀、告別式、火葬と一連のイベントをこなすことになり、その際には礼服(喪服)が必要になるわけです。
これが会社の知り合い程度の関係性であれば、お通夜だけに参加、急いで駆け付けたということで上下のスーツであっても失礼には当たらないわけですが、(いちおう世間的な最低限の常識は持ち合わせていると思っているので)親族となるとそうもいきません。
しばらくそういった場には出た記憶がなかったので、はずかしながら年齢相応の礼服を持ち合わせておらず、急いで買いに行くか~となったわけですが、ここでいろいろ考えているうちに1つの結論に達しました。
今回はこの結論に達した理由について、書いてみたいと思います。
大前提:頻繁に冠婚葬祭に呼ばれることがない
大前提として、頻繁に冠婚葬祭に呼ばれないという事実が必要です。
交遊関係がかなり広い方、また職業柄、冠婚葬祭にはよく顔を出す方など、こういった方は都度レンタルをしていると出費も手間も嵩むばかりですから、素直に購入して(むしろオーダーメイドするくらいの気合を入れて)用意していたほうが合理的…というよりも無難です。
またある程度自分の年齢が上がってくれば、具体的には高齢者と言われる年齢になってくれば友人知人で亡くなる方も増えるわけですから、同じ理由で手元に持っておいたほうが合理的ですね。
逆に、呼ばれたとしても年に1回あるかないか程度…という方であれば、わざわざ礼服を常備する必要はないと感じます。
理由1:礼服は回数当たりの単価が高い
礼服はどこで買ってもそれなりの値段はしますし、あまり激安なものに手を出すと、記事の質や光沢具合で恥ずかしい思いをする可能性もあるので、ある意味冒険ができません。
また、使う頻度も圧倒的に少ないわけで、単純に1回あたりの料金が普通のスーツに比べると跳ね上がります。
理由2:1回使ったらクリーニングが必要
考えすぎかもしれませんが、故人や関係者に不快な思いをさせないように考えれば、皺の1つも許されないのが礼服です。
衣類に汚れがある状態でそのまましまい込むと、虫が発生する可能性もあると聞きます。とくに高価な天然繊維の礼服は気を使いますね。
なので毎回、使用した後にはクリーニングに出す必要がありますし、それが常識とされているようなのですが、この礼服のクリーニングというのは一般的に普通のスーツに比べると割高です。
相場は店舗によって様々ですが、調べてみるとどんなに安くても2000円以上、平均で4000円近くかかります。「消臭加工」や「撥水加工」などのオプションを付けると、さらに料金が加算されます。
面倒な上に、お金もかかるのでコスパがいいとは言えません。
理由3:長期間の保管にはリスクがある
前述の虫食いはもちろんですが、他にも少し考えただけでもいろいろなリスクというか不安要素が出てきます。
◆ 体系の変化によって着れなくなるリスク
◆ 保管場所が必要になる
◆ 日焼けの心配がある
ネットで検索すると、「礼服を保管する場合の注意点」「礼服のおススメの保管法」といった類のサイトが結構出てきます。保管に悩んでいる人が多い証拠です。
他の衣服にも同じリスクがありますが、イザというときに使えなければ話にならないわけですから、使用頻度が低い分、保管には余計に神経質にならざるを得ません。
実際に礼服をレンタルしてみた感想
試しにレンタル礼服を使ってみた結果、とにかく優秀でした。
◆ 速達性も問題なし(注文日の翌日には配達される)
◆ とくに手間はかからない(使用後もクリーニングの必要なし)
◆ サイズも豊富にあり問題なし
私がレンタルした礼服セットは5000円以下で送料も含まれていましたが、素材や使用感については特に問題はありませんでした。
これでクリーニングも不要であれば、レンタルでも全然OKだとおもったのが正直な感想ですね。
ちなみに利用したのは以下のサイトですが、口コミを見てそれなりの評価が出ているのであればどこのサイトを使っても大丈夫だと思います。
社会人になったらまずは礼服を一着用意する…という昔の常識は、捨ててみてはいかがでしょうか。
レンタルサイトは優秀ですし、礼服に限らず、借りれるものは借りて済ます、必要なものは買わない…というのが、物を増やさずに快適に生活するコツだと思います。
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