私はマンションの価値というものは9割以上「立地」で決まると思ってます。
理由は簡単で、立地以外のほとんどの要素、例えば間取りや内装などは後からいくらでも変えることができるからです。
これに尽きます。
立地の価値は「駅近」「駅力」「都心」で決まる
立地の優劣については個人的な意見も多いかと思いますが、価値=売りやすさと定義すると、一般的に次の3つの要素が、価値の高い立地とされてきました。
・駅近(徒歩10分以内、できれば5分以内)
・駅力(駅の大きさ、路線の多さ、商圏の充実、電車の停車数)
・都心(都心に立地、都心に直通、都心に30分以内)
コロナ過、コロナ後は「都心」の価値が落ちる?
コロナ過、コロナ後の生活様式を考えると、上記で定義した立地の三要素のうち、「都心への近さ」という部分の価値観が揺らぐ可能性が指摘されています。
実際に、このコロナをきっかけに、「価値感」が変わるかもしれないという論調が目立ってます。
大企業を中心にテレワーク、リモートワークが推進されていますし、今後もこの流れは止められないでしょう。
業態によってはどうしてもテレワークができないという場合もあるかと思いますが、できる業態、できる体力がある企業であるにもかかわらずやらない、やっていない、やる気がないということになれば、そういう企業はブランドイメージを棄損するかもしれません…
少なくとも優秀な若いビジネスパーソンには選ばれなくなるでしょうね。
私の予想:むしろますます都心の価値が上がる
リモートワークが推進されると、自宅が都心(会社)の近くにある必要性は薄らぎます。
ただし、生活の利便性を考えると、やっぱり駅近、都心直通という部分も捨てがたいので、そうそう価値観は揺らがないのではないでしょうか。
いつかはコロナワクチンも開発されますしね。
それに満員電車を忌み嫌う傾向がますます強まりそうですから、逆転の発想でその心配がない都心に住むという考え方がむしろ強まると予想します。
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