◆ 節約する気はあるけど、周りが協力してくれない
◆ 節約しているとストレスばかりがたまる、、、
節約について考えると、こういったことで悩むことはありませんか?
節約をする上でもっとも重要なことは、自分が納得できた節約法を取り入れ、それを愚直に継続することです。継続さえできれば、結果は後からついてきます。
成果がでないのであれば、原因は2つしかありません。
◆ 節約のしかた・考え方が間違っている
効率的な節約をするためには、コツがあります。節約が続けられないという方は解決のヒントになりますので、ぜひ最後まで読んでください!
やってはいけない節約法10選
方向性が定まらない節約
自分が何のために節約をしているのかをはっきりさせておかないと、成果が出せるような節約は継続できません。
「生活が苦しいから」「貯金をしたいから」「将来が不安だから」のような曖昧な目的で節約していると、モチベーションの維持が難しくなり、具体的な行動に落とし込むこともできません。
まずは、節約する目的・成果を図るための達成基準をしっかり定めましょう。達成基準には、金額や期限など、具体的な数字を入れることが重要です。
節約する目的 | 節約して実現したいことは何かを明確にする |
節約する手段 | 上記を実現するための具体的な手段(節約方法)を検討する |
目標金額 | 目的を達成させるために必要な具体的な金額を決める |
目標期限 | いつまでに目標金額を貯めるのかを宣言する |
目標が定まらなければスタートを切ることができませんし、達成基準が明確に定まらないと、いつまでたってもゴールできないことになってしまいます。
目標と達成基準を定めて、そこに到達するための手段を逆算して考えましょう。
ガマンが必要な禁欲的な節約
ガマンが必要な禁欲的な節約は長続きしません。
「好きなことができない」「楽しくない」というネガティブな思考に加え、ストレスもどんどんたまっていくため、精神衛生上もよくありません。
例をあげると、こういった節約はダメです。
◆ (本当は興味があるけど…)趣味にお金を割かない
◆ (本当は食べたいけど…)外食は一切しない
真面目すぎる方に多いと思いますが、こういった何かを犠牲にするタイプの節約は継続できれば大きな成果がでる一方で、燃え尽きる可能性も高くなります。
そしてそのストレスが、衝動買い・爆買い・浪費につながってしまう可能性も否定できません。
節約はガマンを強いるネガティブな行為ではなく、無駄を省く(本当に必要なものだけで生活する)というポジティブな行為です。ここを勘違いしないようにしたいものです。
節約で成果を出している人の共通点は、過程を楽しんでいるということです。ゲーム感覚で楽しめれば、あとは成果を待つのみです。
他人に強要する節約
他人に何かを強要する節約は、やめておいた方がいいです。強要された側はストレスになりますし、はじめは協力的であっても、いずれ飽きられたり反発されたりします。
…とはいえ、家族や周囲の協力がなければ、節約の効率は上がらないのも事実です。
なので協力してもらいたいのであれば、以下のような具体的なメリットを示して提案することで協力を促してみてはいかがでしょうか。
◆ 節約して貯まったお金でできること
◆ 節約することでやらなくてよくなること
自分の価値観に合わない節約
上で説明したガマンを強いる節約にも関係してきますが、自分の価値観(人生観)に合わない節約についても注意が必要です。
例えば、ペットと暮らすことが生きがい!という人がいるとします。
そんな人にペットを飼わないほうが節約になるよ!といっても意味がありませんし、またその飼い主が他人からのアドバイスを鵜吞みにして、ペットを手放したところで幸せになれるとは思いません。
解決策としては、価値観を重視しながらも現実路線に転換することです。
◆ ペット以外の分野で節約する
価値観を全面に押し出すと、単なるわがままになってしまいます。価値観に影響しないものについては、取捨選択を徹底しましょう。
労力ばかりが多く効果が小さい節約
成果を上げるまでに必要な労力が大きく、かつ金額的な効果が薄い節約もオススメしません。
俗にいう、骨折り損のくたびれ儲けというやつです。
この場合の労力とは、その節約を実現するために必要な体力や時間を指します。自分の健康状態や、時間単価を無視した節約は、モチベーションの維持が難しく長続きしません。
◆ ポイントサイトでコツコツ稼ぐ
◆ 特売品を買うためにスーパーを何件もハシゴする
◆ 水道光熱費を浮かすために、細かく節約する
身に覚えのあるものはありませんか?
とくに最後の水道光熱費の節約は、労多く益少なしの典型例です。ムダ遣いはよくありませんが、細かすぎても疲弊します。
やるのであれば、効率性を重視して節約することが大切です。
節約の基本は「大は小を兼ねる」です。細かい節約を積み重ねるのではなく、「住宅費」「保険料」「通信料」「税金」「自動車」など、金額が大きいところを優先的に見直しましょう。
未来につながる自己投資の節約
教養を深めるための読書、資格取得のためのテキスト代、健康への配慮…こういった自己投資につながるもの、未来へつながるものは節約すべきではありません。
◆ スキルアップにつながる経費(セミナー代、交流会、教材代、機材代など)
◆ 健康を維持するための経費(医療費、人間ドックなど)
◆ 人生を豊かにする経験への出費(家族旅行、レジャー、帰省費用など)
◆ 生活を豊かにする道具への出費(時短家電、有益なサブスク、デバイス機器など)
節約するにしても、そこを節約しないとどうしても生活が回らないというような場合のみの最後の手段で行うべきです。
よほど優秀な人は別ですが、私を含めて多くの凡人は自己投資にお金がかけられないと、将来的にじり貧になる可能性が高いです。そして優秀な人ほど、自己投資に熱心なのが現実です。
家計を管理する際は、以下のように毎月の収入から貯蓄と自己投資にあてる金額を先に抜く癖をつけましょう!先に貯金と自己投資をしておけば、あとは気兼ねなく気持ちよく使えます!
細かすぎる家計管理
節約の成果を測定するには、お金の流れを把握する必要があります。
そこで必要になってくるのが、収入・支出の管理ですが、この管理のしかたが細かすぎると挫折の危険が高まります。
一例を紹介すると。。。
◆ 1円単位
◆ 家計簿の勘定項目が多すぎる
◆ 毎日集計する
あまり神経質になるのも考え物。ズボラなりにも続けていける管理の仕方を考えましょう。
利便性を無視する節約
あまりにも利便性を無視した節約も、おススメできません。単純に生活満足度、快適度が下がりますし、それこそ上で紹介した労力ばかりが多く効果が薄い節約になってしまいます。
たとえば節約のために、コンビニには一切立ち寄らないという方がいます。
確かにコンビニは定価販売が基本なのでまったく利用しなければそれなりに節約できそうですが、コンビニは単なるミニショップではなく、街のインフラ施設です。コレを活用しない手はありません。
節約以外の明確なメリットが大きいのであれば、最低限の利用は問題はないはずです。
◆ 他と価格差がない商品を買う(切手・クオカード・指定ごみ袋・官製はがきなど)
◆ インフラの利用(ATM・チケット・宅配便・コピー・Wi-Fi・写真プリントなど)
◆ 行政サービス(住民票の写しの発行など)
◆ お手洗いを貸してもらう(お礼のコーヒー1本)
私は1階にコンビニがあるマンションに住んでいますが、便利なので毎日のように立ち寄っています(それでもきちんと貯蓄できます!)。
交際費の極端な節約
交際費の節約も、やりすぎはよくありません。人間一人では生きていけない以上、最低限の交際費は必要経費と割り切るべきです。
例えば職場の飲み会。
無尽蔵に飲み会に参加していては、お金だけではなく健康や時間も失いますのでそこは一線を引くべきですが、何が何でも参加しない・絶対に拒否!では周りの空気が悪くなります(私自身は絶対拒否の同僚がいてもなんとも思いませんが、ネガティブに思う人もまだまだいます)
「年に1回の忘年会だけは参加する」「歓送迎会は参加する」など、自分なりの基準で検討すればいいかと思います。あくまで自分基準というところが重要。
結婚式・お葬式・PTA・帰省・親戚づきあいなど、人間関係が絡む場面は様々です。あらかじめ人付き合いの基準をきめておきましょう。
目先のことだけを考える短期目線の節約
効率的な節約をするためには物の表面的な値段だけではなく、所有することへの満足感、売却した時の価格、購入後のランニングコストなど、長期目線での考えることがが不可欠です。
短期目線の節約ばかりを繰り返していると、生活の満足度が上がらないばかりか、結果的にソンをすることにもなりかねません(安物買いの銭失い)
例えば、健康への投資には人間ドッグや定期健診代など、ある程度の支出が伴います。短期的には損かもしれませんが、長い目で見ればそんなことはありません。
同じように、自己投資にかける金額や子どもの教育費など、度を過ぎて節約するとそこからは何のリターンも生まれなくなります。
多少値が張るものであっても、満足度が高く、またその効果が長く続くのであれば問題ありません。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか。
記事の中ではついやりがちな間違いだらけの節約行動10選について解説しました。成果を急ぎすぎるあまり、逆に長続きしないような節約をしてしまっては本末転倒です。
間違った節約をしてしまっている人は、それぞれの解決策を提示していますので、それをヒントに改善してみてください。
- 方向性が定まらない節約 ⇒ 目標と達成基準を明確にしよう!
- ガマンが必要な禁欲的な節約 ⇒ 無駄を省くという発想の転換を!
- 他人に強要する節約 ⇒ メリットを提示して協力を促そう!
- 自分の価値観に合わない節約 ⇒ 価値観を重視しつつも、取捨選択を!
- 労力ばかりが多く効果が小さい節約 ⇒ 節約は効果が大きい分野からが鉄則!
- 未来につながる自己投資の節約 ⇒ むしろ最優先で予算を確保!
- 細かすぎる家計管理 ⇒ ズボラでも続けられる工夫を!
- 利便性を無視する節約 ⇒ メリットを理解して活用してみよう!
- 交際費の極端な節約 ⇒ 自分なりの基準を作って適度な人付き合いを!
- 目先のことだけを考える短期目線の節約 ⇒ 長い目で考えよう!
小手先のテクニックも重要ですが、いかに納得して続けられるかという根幹の部分がしっかりしていないと、長期的な成果はでません。
節約の考え方については、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
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