【ストレスゼロ】水道光熱費を合理的・効率的に減らす節約術10選!

節約術
◆ 家計に占める水道光熱費の割合が高く、改善したいと思っている
◆ 水道光熱費の効果的な節約方法を知りたい
◆ 節約するにしても、生活満足度は下げたくない
 
 
毎月の電気やガスの明細表を見て、テンションが下がってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
 
光熱費は毎月変動するとはいえ、必ずかかってくる固定費的なお金です。この部分を効率的に節約できれば、残せるお金も増えるようになってきます。
 
…とはいえ、あまり細かく考えてしまうと生活満足度が大きく下がってしまいますし、労力の割に報われないことも多いのが、この水道光熱費というカテゴリです。
 
 
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次のように、やたら細かく、労力が大きく、生活満足度が下がりそうな節約をする必要はありません。

 

 
◆効果はあるかもしれないけれど・・・
・電気をこまめに消す、電気はコンセントごと抜く
・冷蔵庫を開けたらすぐに閉める
・外出時はブレーカーごと落とす
・お風呂のフタをこまめに閉める
・お風呂のオプション(たしゆ・おいだき・ミストサウナ・乾燥機)を使わない
・水は出しっ放しにしない
・トイレはできるだけ外でする
・お風呂やトイレのタンクにペットボトルを置いて嵩増しをする
 
 
今回は、手間をかけずに光熱費を最適化できる節約術について解説していきます。
 
 
 
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そもそもどのくらいの光熱費を使っているの?

総務省統計局の資料(2019年度)によると、複数人世帯の水道光熱費の平均額は以下の通りです。

 

2人19,599円
3人22,683円
4人23,731円
5人26,369円

 

住宅性能(熱効率)や、居住人のライフスタイル、また地域性(水道代など)などによって変わってくるので一概には評価できないものの、一定の目安にはできます。

 

nantes

私は4人家族ですが、水道光熱費は2人分以下の金額に余裕で収まっています。基本を押さえておけば誰でも実践できる内容です。

 

水道光熱費を合理的・効率的に減らす節約術10選!

電力会社を変える(電力自由化でチャンス到来!)

チェンジ

2016年(平成28年)4月1日以降、電気の小売業への参入が全面的に自由化され、全ての消費者が電力会社を自由に選ぶことができるようになりました(管理組合などを通じて一括購入契約をしているマンションなどを除く)

いわゆる電力自由化です。

それまでは地域電力会社(東京電力など)の独占業務でしたが、新しい企業が参入してきたことで、価格競争や料金プランの柔軟性におけるサービス競争が活発になっています。

通信会社や動画の配信サービスと同じように、最適な料金プランを提供してくれる会社を吟味して、積極的に乗り換えましょう。

 

電気料金を比較して最適な電力会社を選ぼう!(まずは料金シミュレーション)

 

契約アンペアを変える(基本料金を下げるチャンス!)

アンペア

契約アンペアとは一言でいうと、電気の流れる量を表す単位です。このアンペア数の契約を見直すことができれば基本料金が下がるので、労なく節電することができます。

そもそもみなさんはご自宅の「契約アンペア数」を確認できていますか?

 

契約アンペアがわかっていないという場合は、電力会社に問い合わせるか、料金の明細などで確認してみてください。

 

必要なアンペア数の目安は、次のような感じになります。

 

1人暮らしの場合20A~30A
2人~3人暮らしの場合30A~40A
4人暮らしの場合40A~50A

 

これよりも大きアンペアの契約をしている場合は、余分な基本料金を払っている可能性があるので、見直せる可能性が高いです。

また、最近は家電の省エネ化もどんどん進んでいるので、以前よりも小さいアンペア数でも不自由なく生活できることも多くなっています。

とくにエアコンや冷蔵庫など、熱を発する家電は消費電力が大きくなるので、この部分で省エネ家電を使用していると、心強いです。

 

nantes

うちは4人家族ですが、アンペア数を50Aから30Aに変更しました。あまり節電を意識してはいませんが、まったく不自由はありません。

 

アンペア数を変更するのに、料金はかかりません。また、頻繁にブレーカーが落ちる!などの不都合が生じた場合は、もとに戻せばOKなのでリスクもありません。

簡単な手続きで変更が可能ですので、まずは1段下のアンペア数を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

家庭内の電灯・電球はLEDに統一(半永久的に節電できる!)

LEDライト

家庭内で利用している電灯・電球にまだ蛍光灯を使っているのであれば、LEDに変えてしまったほうがいいです。

LED電球のメリットは以下の通りです。

 

◆ 消費電力が小さい
◆ 寿命が長い
◆ 紫外線を出さないため虫が寄り付かない
◆ 明るくなるまでに時間がかからない
◆ 衝撃に強く壊れにくい

 

最初こそ導入コストはかかりますが、LEDは消費電力が小さく、また寿命が長い&壊れにくいという性質があるため、長い目で見れば節電、節約になります。

 

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取り換えるだけで節電になるので、労力はほとんどなし。初期投資さえすれば必ず元が取れる節約術です。

 

 

消費電力を分析する(知らないと効率的な節約はできない)

電気量の分析

 

節電をする上で欠かせないのが、消費電力の分析です。情報を持たずにやみくもに節電しても、疲れるだけで、大して成果は上がりません。

 

電気料金の推移を確認する
◆ 前年同月との料金を比較をする
◆ 消費電力が大きい曜日や時間帯を確認する

 

分析ツールは、電力会社が用意してるもので十分です。また、電力会社を変更する場合は、こういった情報提供のツールが充実しているところを選んだほうが良いですね。

 

◆ 参考資料(管理人の電力使用量はこんなかんじ)

電気の分析

 

電気の使い方についてある程度分析できたら、使い方に問題はないか・問題があるとすればどうやって改善していくかを考えながら節電計画を立てていくのがポイントです。

 

消費電力が大きい時間帯使っている家電製品を見直す・行動を見直す
大幅に使用料が増えている節電を意識する。外的要因(天候)の場合は様子見でもOK!
使用料金が横ばい料金単価は変動しているかも。使用量も同時にチェック。

 

 

nantes

やみくもに節電しても、効果は薄いです。優先順位を付けて見直していくほうが効率的!

 

ガス会社を変える(電気と同じくガスも切り替えのチャンス!)

プラン変更

上でも紹介したとおり電力の自由化が2016年から始まりましたが、その1年後の2017年からガスについても自由化が開始されました。

これまでは、地域ごとに指定された都市ガスと契約するしかありませんでしたが、自由に選ぶことができるようになりました。

ちなみによく誤解されますが、プロパンガスについてはすでに自由化されています。ただし、集合住宅に住んでいる場合は個人で勝手に変更はできず、規約の変更やオーナーの了承が必要です。

 

◆ 月々のガス料金を少しでも安くしたい
◆ 他のサービス(電気、インターネット)を提供している業者と一括契約したい
◆ 初月無料やポイント還元などの特典を狙いたい!

 

こういったことを考えている方は、ガスについても電力と同様、自分に合った最適なプランを提供してくれる会社に積極的に切り替えましょう。安ければ、都市ガスからプロパンガスに変更するのも全然アリです。

ガス料金をシミュレーションする

年間5万円も安くなることも?!プロパンガスの料金比較なら【エネピ】

 

節水コマを取り付ける(一度取り付ければそれだけで節水に!)

節水コマ水道の蛇口に取り付けることができるパーツです。この節水コマは、流れる水の量を制限する効果があるので、取り付けるだけで節水になります。

節水コマの種類にもよりますが、流れる水の量は3分の2から半分くらいになります。

デメリットは水量が減るので、まどろっこしく感じることです。でもこれは慣れの問題なのであまり気にする必要はありません。

節水コマの入手方法ですが、自治体の水道局が無料配布している場合があります。また、ホームセンターやamazonなどのネット通販などでも簡単に手に入ります。

 

◆ 水道局からもらう(無料)
◆ ホームセンター等で購入
◆ インターネットから購入

 

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値段も数百円程度なので、コスパ抜群です。

 

 

 

お風呂のシャワーヘッド(ガス代も節約できて一石二鳥!)

シャワーヘッドを節水タイプのものに変えるのも、有効な節約法・節水法です。いったん変えてしまえば、あとは半永久的に恩恵を享受できます。

購入する場合はamazonなどで売れ筋の商品を買っておけば問題ないですが、こだわるのであれば以下の点に注意して選びましょう。

 

止水ボタンはついているか
◆ 持ち手に滑り止めはついているか
水圧は確保されているか(シャワー穴が小さいもの)
 
とくに水圧が下がってしまうと、いわゆるちょろちょろ水になってしまいストレスが上がってしまうので、穴が小さいもの、水が出る範囲が狭くなっているものがおススメです。
 
 
nantes

シャワーヘッドの交換は節水だけではなく、ガス代の節約にもつながりますので、絶対に検討すべきです。

 

 

省エネ家電(冷蔵庫とエアコンはマスト!)

省エネ

省エネ家電については、積極的に取り入れるべきです。導入するにはコストがかかりますが、半永久的に節電効果が期待できます。

こういう投資的な節約をしていかないと、節約の好循環はなかなか生まれてきません。

 

下記は家庭における消費電力量のウエイト比較です(引用:資源エネルギー庁)

電気の使用量のグラフ

 

上位5つで半分を占めますので、この部分については省エネ家電に置き換えるのが理想です。とくに冷蔵庫とエアコンについてはインパクトが大きいので、積極的に検討してほしいところです。

また電気便座については、同時に節水型のトイレに置き換えると一石二鳥です。

 

製品ごとの省エネ性能については、下記のサイトから確認することが可能です。

省エネ型製品情報サイト

 

家電量販店等で検討する場合は省エネラベルの見方を事前に確認しておきましょう。また、他の家電とまとめて購入するのであれば、値引きできるチャンスですので積極的に交渉してみてください。

 

保温機能は最低限に(お風呂・電気ポット・便座・炊飯器など)

保温

保温機能がついているものとしては、お風呂、電気便座、電気ポット、炊飯器などですが、一般的に保温機能というものは、考えている以上にエネルギーを消費しています。

できるだけ使わないか、最低限の利用にとどめるよう工夫しましょう。

たとえば、比較的家族の生活スタイルが一緒なのであれば、お風呂に入る時間は決めてしまって順番に入浴すれば、保温機能はほとんど使わなくてすみます。

 

nantes

炊飯器についても保温せずに、割り切って冷凍保存してしまうというのも一考です。

ただしこういった「使い方による節約」は追求するとキリがなく、場合によっては生活満足度を下げてしまう可能性があるので、ストレスを感じない程度で実践できればOKです。

 

エアコンやお風呂の設定温度に注意(快適と節約の両立を目指そう)

温度

上記で解説した保温機能と重複しますが、基本的に電力もガスも、熱を発するものにエネルギーを多く使います。

なので、各々の設定温度については生活満足度を下げない範囲で見直すことが重要です。

 

エアコンの設定温度(遮熱カーテン、着衣での調整、扇風機との併用)
お風呂のお湯の設定温度(ぬるめのほうが体への負担が軽い)
冷蔵庫の冷却設定(冬は夏よりも冷やさなくてOK)
 

いろいろ試してみて自分なりのルールを決めてしまうと、判断することも減りますし節約にもつながるので、長い目で見れば時間とお金の節約につながります。

 

まとめ

まとめ

今回は、誰にでも実践できる範囲を基本として、【ストレスゼロ】水道光熱費を合理的・効率的に減らす節約術10選!について解説しました。

細かい節約もやれるに越したことはありませんが、最適な電力会社・ガス会社を選ぶ、最適な家電の使い方をする、どういったものにお金がかかっているかを分析するといったような、根本的な部分に目を向けることが大切です。

 

  1. 電力会社を変える(電力自由化でチャンス到来!)
  2. 契約アンペアを変える(基本料金を下げるチャンス!)
  3. 家庭内の電灯・電球はLEDに統一(半永久的に節電できる!)
  4. 消費電力を分析する(知らないと効率的な節約はできない)
  5. ガス会社を変える(電気と同じくガスも切り替えのチャンス!)
  6. 節水コマを取り付ける(一度取り付ければそれだけで節水に!)
  7. お風呂のシャワーヘッド(ガス代も節約できて一石二鳥!)
  8. 省エネ家電(冷蔵庫とエアコンはマスト!)
  9. 保温機能は最低限に(お風呂・電気ポット・便座・炊飯器など)
  10. エアコンやお風呂の設定温度に注意(快適と節約の両立を目指そう)
 
 
ちなみに上記のような使い方をしていれば、地域にもよりますが、4人家族でも1.5万円以内の光熱費をムリなく実現できるかと思います。
 
 
一人暮らしの場合は、家の広さも狭くなるのでこの半分以下でも十分に可能です。
 
 
nantes

水道光熱費の節約は効果を実感しやすい分野ですが、あまり切り詰めてしまうと、生活満足度が下がってしまいます。ムダ遣いをしないという意識を持ちつつも、ストレスフリーな水準を目指しましょう。

 
 

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