【確定申告(還付申告)】しっかりと申告して税金の最適化を!

税金関係

令和3年度の確定申告(還付申告)を行いました。

私の場合、勤め先の源泉徴収票が年明け後しばらくしてから公開されるため、例年申告する時期は1月の下旬となっています。

 

年末調整

私の場合の一例ですが、年末調整の段階ですでに控除が完了しているものは次の通りです。

 

◆ 配偶者控除
◆ 扶養控除(調整控除)
◆ 生命保険料控除
◆ 介護保険料控除
◆ 地震保険料控除
◆ 住宅ローン控除
◆ 配偶者控除
◆ 小規模企業共済掛金控除
 

このほか、ご存じのとおり基礎控除や給与所得控除、子どもがいることによる所得金額調整控除については自動的に控除されています。

加えて、確定申告では以下の控除について申告しました。

 

◆ 寄付金控除(学校寄付金)
◆ 寄付金控除(ふるさと納税)
◆ 配当控除
◆ 外国税額控除
 
 
年末調整の際に所得税の全額還付を受けていますので、確定申告をすることによる還付金は少額です(証券会社の特定口座で支払った所得税のみが還付)。外国税額控除についても申告こそしたものの、確認の手間を考えれば無視してもいいレベルの金額でした。
 
ただ、寄付金控除については住民税からの税額控除となることから節税効果は大きいです。所得税ではないので還付金としては反映されませんが、今年度の住民税額を引き下げてくれます。
 
また、本来であれば医療費控除についてもこの段階での申告になりますが、昨年については1年間の医療費が10万円に達せず、またセルフメディケーション税制についても申告が難しそうだったので、申告はできませんでした。
 

今年度の税負担税額をシミュレーション

◆ 所得税 0円(全額還付の予定)
◆ 住民税 60,000円(月額5,000円)
◆ 固定資産税 150,000円(昨年実績)
 
今年、負担がかかってくる税としては住宅ローン控除で逃げ切れない住民税(控除限度額136,500円を控除しても残る部分)が約6万円のほか、持ち家にかかってくる固定資産税が賦課されます。一方、所得税はローン控除で全額還付されますので、それをもとにした復興税などはかかりません。
 
また、年間支出のうちで住宅費(ローン)以外の支出にかかる消費税については、推定ですが年額で
20万円程度の見込み。喫煙者ではなくマイカーもないので、たばこ税や自動車関連税はゼロです。
 

税負担を損得だけで語るものではありませんが、児童手当だけでも30万円が戻ってくるほか、幼稚園の保育料無償化や医療費助成などの恩恵も受けていますので、我が家については目に見える部分に着目するだけでも払い得であることは明らかです。

やはり税額控除である住宅ローン控除とふるさと納税の効果が絶大で、ありがたいことに日常的に税負担が重い…と感じる場面はあまりありません。

 

確定申告は年々簡略化!もうメンドクサイという言い訳は通用しない

いまだに確定申告を一部の自営業者の制度だと思っている人がいますが、大きな間違いです。控除できるものがあるのであれば給与所得者であってもするべきですし、年末調整時に会社の経理がミスをやらかすということはよくあることなので、再チェックという意味でもやるべきです。

ここ数年確定申告をしていて感じることは、ズバリ申告の簡略化。必要書類の提出が以前より減りましたし、今年度からは押印も不要になりました。

また、今年の確定申告の分からスマホ申告の適用範囲も大幅に増えています。以前からスマホでも申告は可能でしたが、いわゆる画面デザインが最適化されていなかったため、使いにくいという欠点がありました。

事前にしっかりと書類(源泉徴収票、各種控除証明書、特定口座年間取引報告書)を準備していれば、ものの30分程度で申告は終わります。もはやメンドクサさは全くなく、良い意味で片手間の作業に成り下がりました。

もう、面倒だからやらない…は通用しない制度になってます。

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