【会社員必読】税金の負担感を減らす根本的な節税術7選!

税金関係
◆ 税金の負担感が高く、生活がなんとなくしんどい
◆ 税金を節税するための、根本的な考え方を知りたい
◆ 細かい節税テクニックではなく、すぐに実践できる節税方法を知りたい
 
税金の節約(いわゆる節税)は、節約を語る上で超重要な要素です。
 
とくに給与所得者(いわゆる会社員・公務員)の場合は税金に無頓着な方が多く、会社任せで放置している方や、知らないうちに損をしている方が数多くいるのが現状です。
 
節約レシピや、光熱費の節約ももちろん大切ですが、こういう部分をきちんとコントロールできないと全体的な成果は上がりません。
 
そんななか、サラリーマンでもできる節税方法というと、よく耳にするのが所得控除の活用に関する特集です。
 
多くの方が、「医療費控除」や「ふるさと納税」を使った節税の話を聞いたことがあるのではないでしょうか。これらはいわゆる所得税(住民税)に関する節税方法です。
 
 
もちろん所得税(住民税)を節税するためのテクニックは重要ですが、その前の段階で節税に関する根本的な考え方がずれていると、うまく成果が出なかったり、コスパが悪い節税になったりします。
 
今回は申告が必要な細かい節税テクニックではなく、日ごろ感じている税負担(痛税感)を少しでも減らすための根本的な思考法について解説します。
 
節税は他の分野と比べても圧倒的にコスパが高い節約法なので、ぜひ最後までお読みください。
 
  
 

仕事関連の経費が幅広く認められる自営業者と比べて、節税の幅が小さいのが給与所得者(会社員・公務員)です。だからこそ意識を高くもつことが必要です。

 

なお、所得税・住民税の具体的な節税方法については、以下の記事を参考にしてください。

 

 
 
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【会社員必読】税金の負担感を減らす根本的な節税術7選!

はじめに結論ですが、税金の負担感を減らすために心がけることは次の3点です。

 

◆ 税金そのものを節約することで、直接的な負担を減らす(節税)
◆ そもそも税金を払わなくてもよい条件を理解する
◆ 行政サービスを徹底利用することで、納税の恩恵を確実にうける
 
直接的な節税だけではなく、余計な税金を払わないことや、行政サービスを使い倒して少しでも元を取るという発想も、節税術の1つと考えることが大切です
 

税金の払い方を変える

支払い方法

給料から源泉徴収されてしまう所得税や住民税についてはどうしようもありませんが、税金の中には支払い方法を選択できるものが多くあります。

一例としては以下のような税金です。

 

国税(相続税・贈与税・自動車重量税など)
◆ 固定資産税・都市計画税
◆ 自動車税
◆ 住民税(普通徴収の場合)

 

そのまま現金で納付したり口座引き落としにするよりも、支払い方法を変えるだけでおトクになる場合があるので、支払い方法が複数ある税金を納付する場合は要チェックです!

 

クレジットカードで払う

クレジットカードで納付すると、支払額に応じたポイント還元を受けることができます。

クレジットカードを利用する場合は、国・自治体が用意している専用サイトにアクセスするか、王手検索サイトYahooが運営しているYahoo公金払いにアクセスする手段があります。

 

国税クレジットの支払サイト国が用意する専用サイトから納付する方法
自治体独自の支払いサイト自治体が用意する専用サイト(例:東京都)から納付する方法
Yahoo公金払いYahoo公金払いから納付する方法。Tポイントも使える。

 

なお、自治体によってはクレジット払いに対応していない場合もあります。また、Yahoo公金払いですが、こちらのサイトでは国税の納付ができません。

クレジット払いをする場合は以下2つの注意点があります。

 

金額に応じた手数料がかかる(ポイント還元率によっては手数料負けもありうる)
◆ 都度払いになるので納付管理が必要

 

手数料負けしないためにはポイント還元率が高いクレジットカードを使うことが必須です。手数料負けするようであれば、別の納付方法を検討しましょう。

 

電子マネー(スマホ決済)で払う

スマホ決済の中には、税金の納付に対応しているものもあります。他の公共料金の支払いにも対応しており、利便性は随一です。

クレジットカードと同じく、納付額に応じたポイント還元があります。

 

PayPayアプリのダウンロードはこちら(androidIOS)詳細はこちら
LINE Payアプリのダウンロードはこちら詳細はこちら
au Payアプリのダウンロードはこちら詳細はこちら

 

LINEPayはLINEPay残高から支払う場合、ポイントが付与されません!!同社が発行するクレジットカード「Visa LINE Payカード」を発行の上、アプリと連動させる必要があります。
 
 

電子マネーもクレジットカード納付と同じく、自治体が対応しているかどうかで納付の可否が決まりますので、詳細欄から確認してみてください。

 

まだまだ使えない自治体も多いですが、利用範囲は順次拡大中です。今後に期待しましょう!

 

節税商品を購入する(必要に応じて!)

個人型確定拠出年金

節税のために必要のない金融商品を購入するのは本末転倒ですが、どういった金融商品が節税につながるのかは、基本知識として理解しておきましょう。

反面、営業サイドからの勧誘フレーズに使われる場合もありますので、その点は注意が必要です。

ここでは個人でも利用できる、おもな節税商品をご紹介します。

 

マイホーム要件を満たせば住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の対象に!
リフォーム要件を満たせば特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象に!
生命保険契約内容に応じて生命保険料控除の適用に!医療保険、個人年金も対象
地震保険契約内容に応じて地震保険料控除の適用に!
個人型確定拠出年金対象の投資信託の購入で、小規模企業共済等掛金控除の対象に!
株などの投資商品対象の投資商品の購入で、NISA(少額投資非課税制度)の対象に!
 
 

住宅ローン控除をはじめとして節税効果が大きいのが特徴です。利用した場合は、控除の申告を忘れずにおこないましょう!

 

税負担がついてまわる消費からは距離を取る

自動車税

生活していく上ではいろいろな税金がかかりますが、そもそも買わなければ・使わなければ・サービスを受けなければ、かからないものもあります。

代表的なものは、以下のような税金です。

 

◆ 不動産関連の税金
◆ 酒税
◆ たばこ税
◆ 自動車関連の税金
◆ ゴルフ場利用税

 

こういった税金が付きまとうものについてはかかわらないか、付き合うにしてもほどよい距離感をこころがけましょう。

 

ほどよい距離感は、こんな感じ!

◆ 税金の負担額について理解している状態であること
◆ 自分の価値観・納得感を大事にすること
◆ 負担するとしても、節税の余地がないか定期的に検討すること

 

不動産関係の税金(不動産取得税・固定資産税・都市計画税)

不動産を取得すると、賦課される税金です。逆に言えば、不動産を取得せずに賃貸物件でやり過ごせば、負担を求められることはありません。

もっとも賃貸物件の場合、その物件に関連する税金はオーナー負担ですが、オーナー業も商売なので、あらかじめ税負担分を見越して、貸出し家賃を設定しているのは言うまでもありません。

それでも、直接支払いを求められることがないという点で痛税感を感じにくいと言えます。

 

酒税

誰もがしっているとおり、お酒には酒税という税金がかかっています。よって、購入者は消費税と合わせて2重に課税された税金を間接的に納付していることになります。

たとえば、ビール1本230円の場合、酒税は約80円です。これに消費税が20円ほど加わるので、商品価格のうち、じつに4割が税金です。

財務省(お酒にはどれくらいの税金がかかっているのですか? )

 

お酒を飲まなければ(やめられれば)無税ですし、量を減らせば節税になります。

 

◆ 思い切って禁酒する
適量を把握して楽しむ

 

飲まない人のほうが節約の面でも、健康の面でも有利ですが、お酒が楽しみな人は適量を守って楽しみましょう。

 

たばこ税

タバコにはお酒以上の税金がかかっています。もちろん消費税とのダブル課税です。

1本540円のタバコの場合、タバコ税は約280円です。そこに消費税50円が加わるので、全体で330円、商品単価の6割は税金です。

財務省(たばこにはどれくらいの税金がかかっているのですか?)

 

禁煙できれば無税ですし、本数を減らせれば節税です。

 

タバコはよく言われるように「百害あって一利なし」であり、節約(節税)以前の問題です。お金ばかりか、健康や時間を失い、周囲からも煙たがられるなどいいことがありません。

 

 

自動車税

自家用車を保有していれば、以下のような様々な税金がかかってきます。

 

◆ 自動車税(軽自動車税)
◆ 自動車重量税
◆ 環境税(環境性能割)
◆ ガソリン税
 
 
このうちガソリン税については消費税もかかってくるので、二重課税です。そのほか、カー用品や、タイヤなどの消耗品を購入する場合も、当然ですが消費税を負担することになります。
 
 
 

マイカーは金食い虫の典型、手放せる人は手放そう!多くの支出から解放され、節約効果も抜群です。

 

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ゴルフ場利用税

ゴルフ場利用税は、ゴルフ場の利用者に対して課せられる税金です。個人で納めるのではなく、利用料金に含まれる形で徴収されます。

納付額はいくつかの等級に分けられており、利用料金、ホールの数、芝生の状況、附帯設備の状況などに応じて自治体が決定しています。

1回あたりの金額は数百円程度ですが、回数が多くなるとそれなりの負担感になります。

 

ゴルフは税金のほか、利用料、道具代、現地までの交通費、現地での食事代などかなりのランニングコストがかかる趣味です、、、、

 

個人間取引を利用する

個人間取引

フリマアプリや、ネットオークション、自治体や企業が主催するフリーマーケットなど、個人間取引の場であれば事業扱いにはなりませんので、購入時に消費税はかかりません(法人の場合は除く)

そもそも中古品を購入する時点でそれなりの節約になっていますが、さらに消費税も回避できるのであれば、一石二鳥です。

中古でも問題のないものについては、積極的に活用していきましょう。

 

メルカリスマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ
ラクマ楽天が運営するフリーマーケットアプリ(旧フリル)
オークファンオークション相場検索サイト
ヤフオク!国内最大のオークションサイト

 

軽減税率の適用範囲を理解する

軽減税率

2019年10月から消費税の税率が10%に引き上げられたのと同時に、生活必需品については負担増を緩和させるために、軽減税率が適用さることになりました。

軽減税率の対象については、節税の基本的な知識として覚えておきましょう。

 

軽減税率の対象商品
◆ 飲食料品(酒類、ペットフードは除く)
◆ お米(精米)
◆ テイクアウト商品(イートインは除く)
◆ 宅配食品
◆ 学校給食・老人ホームでの食事
◆ 定期購読契約がされた新聞(電子版もOK)
◆ 一定の条件を満たす一体化商品

 

一体化商品とは、おもちゃ付のお菓子や、カップが同梱されたコーヒーギフトセットなど、軽減税率の適用対象である食品と、そうでないものが一体で販売される商品のことを指します。

原則、軽減税率の適応外ですが、以下2つの条件を満たせば軽減税率の対象となります。

 

条件1 販売価額(税抜き)が1万円以下であること
条件2 食品部分の割合が3分の2以上であること

 

簡単に言えば、余計なものが混ざっていたとしても、少額であれば目をつむりますという制度ですね。

 

もらえる給付金はもらう(定期的にチェックすべし!)

給付金

直接的な節税ではありませんが、税金の負担感を和らげるためには、提供されている行政サービスを使いこなす・使い倒すという発想が必要です。

国や自治体からは生活支援策としてさまざまな金銭給付が行われています。多くが申請主義を取っているため、利用できるものはかならず申請しましょう。

ここでは管理人が今までに利用した主な給付金について、一覧を作成しましたので参考にしてみてください(知っている・知らないの違いで数十万円の差になります)

 

インフルエンザ予防接種助成金…自治体に申請し、家族全員で7000円が還付!
すまい給付金…不動産購入時に利用。給付額は20万円!
教育訓練給付制度…対象講座の申込みで、利用料金の20%が還付!
雇用保険(失業手当)…妻が退職時に受給。残業時間45h以上の特例で給付額UP!
 
 

新型コロナ対策としての特別定額給付金のような国民一律の支給はほとんどありません。利用できるものがないか、自治体のホームページを定期的にチェックする癖をつけましょう!

 

使える行政サービスを使い倒す

図書館

公共施設

自治体が運営している公共施設は、利用料が無料であったり、格安であることがほとんどです。どのような公共施設があるのか、またどのようなサービスが受けられるのか確認しましょう。

もっとも代表的なものは図書館ですが、他にも公民館・博物館・スポーツ施設・レジャー施設など、自治体が運営しているものは多いです。

例えば、図書館を利用するだけでも様々なメリットがあります。

 

◆ 書籍代の節約になる
◆ 雑誌、新聞を立ち読み感覚で読める
◆ 自習室で勉強する
◆ 子どもの遊び場に使える(絵本読み聞かせイベントなど)

 

相談窓口

どこの自治体でも、いろいろな相談窓口を設けています。

例えば私が住んでいる自治体では以下のような相談窓口を設置しています。いずれも予約こそ必要ですが、相談料は無料となっています。

 

生活相談日常生活上での心配ごとや悩みごとについての相談
交通事故の相談示談の進め方、損害賠償など事故に伴う諸問題の相談
法律相談金銭貸借・離婚など、日常生活での法律の相談
住宅相談不動産売買・借地・宅地・建物など不動産に関する諸問題の相談
女性問題の相談女性特有の問題についての相談

 

知識がない状態で、営利企業に相談するとカモにされる可能性があります。

まずはおちついて行政機関に相談することで、問題が解決する場合もありますので利用しない手はありません。

 

コンビニの行政サービス

各自治体は、コンビニでの行政サービス(証明書の発行)を充実させています。

交付手数料が窓口での取得に比べて割安になる場合も多く、また窓口まで出向く交通費や時間を節約できるので、使わない手はありません。

 

◆ 住民票の写し
◆ 印鑑登録証明書
◆ 課税・納税証明書
◆ 戸籍証明書
◆ 戸籍の附票の写し
 
時短効果はかなり大きく、「わざわざ有休をとって役所の窓口にいく」ことから解放されます。
 
 

サービスを受けるためにはマイナンバーカードの交付が必要です。行政サービスを受けるためにも忘れずにカードを作っておきましょう!

 

まとめ

まとめ

今回は【会社員必読】税金の負担感を減らす根本的な節税術7選!ということで、税金との付き合い方について解説しました。

自営業者と比べて、節税の幅が小さいのが給与所得者(会社員・公務員)ですので、その点を意識して、しっかりと税金と向き合っていくことが大切です。

直接節税になる方法ももちろん大切ですが、行政サービスの使い方など税金を納付している恩恵を少しでも感じることができる行動をとれば、間接的に税金の負担感を下げることができます。

 

  1. 税金の払い方を変える
  2. 節税商品を購入する(必要に応じて!)
  3. 税負担がついてまわる消費からは距離を取る
  4. 個人間取引を利用する
  5. 軽減税率の適用範囲を理解する
  6. もらえる給付金はもらう(定期的にチェックすべし!)
  7. 使える行政サービスを使い倒す

 

 

冒頭でも書いていますが、節税は他の分野と比べても圧倒的にコスパが高い節約です。食費や光熱費を削る前に、優先的に確認しましょう!

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