【事前準備が大切】防災対策の一環として雑損控除を理解しよう

税金関係

今年も地震や集中豪雨による災害が頻発しました。

日本は災害列島。国内に住んでいる限り、どこであっても安心、安住の地はありません。地震や台風ばかりが注目されていますが火山の噴火などももちろんありますし、最近では温暖化の影響もあって、夏の日常が災害化しています。

災害を事前に防ぐ防災も大切ですが、完全に防ぎぎることは不可能です。それよりも実際に災害が発生した場合に被害を抑える減災を考えたほうが合理的です。

減災には食料の備蓄や災害保険への加入が有効ですが、経済的ダメージを緩和する目的で雑損控除を検討する余地もあります。

今回は、この雑損控除について解説します。

 

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雑損控除の適用範囲

災害直後はそもそも身の安全を図ることが第一です。普段の生活を取り戻すのにも、それなりの時間がかかるでしょう。

ある程度落ちついたら、かならず雑損控除を申請し税金を安くしてもらいましょう。雑損控除は所得控除の一種で、次のような場合に適用、申請できます。

 

 (1) 震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害

 (2) 火災、火薬類の爆発など人為による異常な災害

 (3) 害虫などの生物による異常な災害

 (4) 盗難

 (5) 横領

 

 

雑損控除は事前の申請準備が重要

細かい計算式は国税庁のHPを参照してもらうとして、大事なことを1つ書いておきます。それは、普段から雑損控除の申請準備をしておくこと。

災害が起こってしまってからでは、時間的にも精神的にも余裕がないと思われるので、それどころではなくなります。

事前に準備することと言っても、以下の2点を確認すれば十分かと思います。

・制度の概要を理解しておく(適用範囲、計算式、申請先、申請期限など)
・大まかな家電、家財リストを作っておく(購入額、製造メーカー、型番などをメモ)

 

特に家財リストを事前に作っておけば、申請に要する時間の大幅短縮が期待できます。少しの時間で大きな成果ができますので、防災対策の1つとして取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 



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