与党が14日に決定した税制改正大綱では、サラリーマンなどの給与所得者(年収2000万円超を除く)の場合、来年6月から1人当たり所得税3万円と住民税1万円の定額減税が始まる。減税は納税者本人に加えて配偶者を含めた扶養家族も対象で、夫婦と子供2人の4人世帯ならば計16万円が減税される。また、所得税や住民税が控除される住宅ローン減税などを受けている場合、税額控除後に残った納税額から減税する。多くの人の毎月の減税額は数千円程度になる見通しで、減税の恩恵は感じられにくそうだ。