Vポイントはウェル活とポイント投資どちらがお得?年利3%・5%・7%で10年後・20年後を比較

節約術

Vポイントの使い道として、現時点でかなり合理的だと感じているのが「ウェル活」です。

ウェル活とは、毎月20日にウエルシアグループでWAON POINTを使うと、1ポイント=1.5円相当で買い物ができる仕組みです。たとえば3,000ポイントなら、4,500円分の日用品を購入できます。

以前はVポイント(旧Tポイント)をそのまま使える仕様でしたが、現在は基本的にWAON POINT中心のサービスになっています。Vポイントを活用する場合は、VポイントをWAON POINTへ交換したうえで利用する流れになります。

一方で、VポイントはSBI証券などで投資信託の購入に使うこともできます。1ポイント=1円の価値があるので、これを投資に回せば、将来的には運用リターンが乗る可能性があります。

では、ウェル活とポイント投資では、どちらが有利なのでしょうか。

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今回のシミュレーション条件

  • 毎月貯まるVポイント:3,000ポイント(SBI証券・投信マイレージ)
  • ウェル活:1ポイント=1.5円相当
  • 投資額:毎月3,000円
  • 投資リターン:年率3%・5%・7%
  • 期間:10年・20年

比較するのは次の3パターンです。

ケース内容
① ポイント投資Vポイント3,000ptを毎月そのまま投資信託に使う
② ウェル活のみVポイントをWAON POINTに交換し、毎月4,500円分の日用品購入に使う
③ ウェル活+投資ウェル活で日用品を購入し、浮いた現金3,000円を投資する

なお、③が最も有利になるのは当然です。ウェル活の1.5倍効果を取りつつ、投資もするからです。そのため、この記事では主に①と②の比較を中心に考えます。

 

10年後の比較

ケース年利3%年利5%年利7%
① ポイント投資41.9万円46.6万円51.9万円
② ウェル活のみ54.0万円54.0万円54.0万円
③ ウェル活+投資59.9万円64.6万円69.9万円

10年後で見ると、年利7%で運用できたとしても、①のポイント投資は約51.9万円です。一方、②のウェル活は節約効果が毎月4500円分(年間5.4万円)ありますので、どの場合でも54.0万円です。

つまり、10年程度の期間であれば、かなり高めの年利7%を前提にしても、単純にウェル活をしていた方が有利という結果になります。

これは、ウェル活の「1.5倍効果」が非常に強力だからです。投資は時間をかけて増やすものですが、ウェル活は使った瞬間に50%分の価値が上乗せされます。

 

20年後の比較

ケース年利3%年利5%年利7%
① ポイント投資98.5万円123.3万円156.3万円
② ウェル活のみ108.0万円108.0万円108.0万円
③ ウェル活+投資134.5万円159.3万円192.3万円

20年後になると、少し景色が変わります。

年利3%の場合、ポイント投資は約98.5万円で、まだウェル活の108.0万円には届きません。

しかし、年利5%では約123.3万円となり、ウェル活を上回ります。年利7%では約156.3万円となり、投資がかなり有利になります。

つまり、長期で考えると、投資の複利効果が効いてきます。

 

損益分岐点はどこか

想定利回りポイント投資がウェル活を上回る時期
年利3%約25.5年後
年利5%約15.4年後
年利7%約11.0年後

この表を見ると、年利を何%で考えるかによって結論がかなり変わることが分かります。

年利3%程度で考えるなら、ウェル活はかなり長期間にわたって有利です。年利5%なら15年程度で投資が逆転します。年利7%なら逆転時期がさらに早まり、11年程度で投資が上回ります。

ただし、ここで注意したいのは、投資リターンはあくまで期待値だということです。年利5%や7%で必ず増えるわけではありません。

 

ウェル活にも不確実性はある

では、ウェル活が絶対に正解なのかというと、それも違います。

ウェル活にも制度変更リスクがあります。

  • ウェル活自体がいつまで続くか分からない
  • 1.5倍のレートが変更される可能性がある
  • VポイントからWAON POINTへの交換が停止される可能性がある
  • 交換上限や利用条件が変わる可能性がある

 

ポイント制度は企業側の都合であっさりと変更されることを忘れてはなりません。過去にもポイント制度の統合や変更は何度もありました。

そのため、「20年間ずっとウェル活を同じ条件で使える」と考えるのも、かなり楽観的な前提です。

 

投資側(証券会社)にも不確実性がある

一方で、投資側にも不確実性があります。

  • 期待リターンどおりに増えるとは限らない
  • 相場が大きく下落する可能性がある
  • ポイント投資の制度が変わる可能性がある
  • SBI証券の投信マイレージが改悪・廃止される可能性がある
  • Vポイント付与率が下がる可能性がある

つまりウェル活にも投資にも不確実性がありますが、性質は少し違います。

投資は「将来の期待リターン」に賭ける行為です。一方、ウェル活は「今あるポイントを確実に今1.5倍で使う」行為です。

この違いは大きいと思います。

 

結論:ウェル活で使い切ることにも一定の合理性がある

今回のシミュレーションでは、年利5%以上で長期運用できれば、ポイント投資がウェル活を上回る可能性があることが分かりました。

しかし、それはあくまで長期で制度が続き、かつ期待リターンどおりに運用できた場合の話です。

現実には、ポイント制度も投資環境も変わります。

そう考えると、確実に恩恵を得られるうちにVポイントをWAON POINTに交換し、ウェル活で日用品に使ってしまうことには、一定の合理性があると感じます。将来の高いリターンを狙うより、今確実に家計支出を減らすということ。

将来の制度変更に振り回される前に、今あるメリットを確実に取る。これも立派な家計戦略ではないと思いますが、皆さんはどう考えますか。

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