ステップ1:その場では買わずに冷却期間を置く
節約の大敵、”衝動買い”を防ぐもっとも効率的な方法は何でしょうか?
人それぞれいろいろな考え方があるかと思いますが、私が一番これだ!と思うのは、「その場では買わない」ということです。
こういうことを言うと「それができたら苦労しない」「そんなの当り前」と思われるでしょうが、わかっていてもできないのが人間の弱いところ。
とにかくその場では買わず、冷却期間を持つ…これに尽きます。
とくに契約が絡むような大きい買い物や、定期的に費用が発生するようなもの(新聞購読や学習塾など)については、即断即決のメリットはほとんどありません。
判断を誤るとダメージが大きいので、回復までに余計な労力を割くことになりますので、冷却期間をしっかりとって、冷静な判断を下しましょう。
ただし、冷却期間については長ければ長いほど衝動買いの欲求は収まりますが、逆に本当に必要なものを買い逃したり(機会損失)、それがストレスになる可能性もあるので、やりすぎもよくない。なので個人的には1~2週間の間で調整するのが良いかと思います。
ステップ2:冷却期間に「値段」ではなく「価値」を吟味する
冷却期間中に物欲が収まれば(そもそも必要がなかったということで)それで終わりですが、欲しい、買いたいという感情が続いているのであれば冷静に以下の3つのことを考えてみるべきです。
(それが本当に自分にとって利益になるものなのか?)
(別の場所で買うことによって、安くはならないのか?)
(1か月後ではだめなのか?1年後ではだめなのか?)
まとめると、本当に価値のあるものを適切な場所と必要な時期に買うということになります。
考えてみればわかりますが、衝動買いをしながらもこの3つが同時に成立する可能性はかなり低いのではないでしょうか。
その場ですぐに自分にとって必要なもの!と自信をもって言えるものなんて、空腹に耐えられないときの食事とか、旅行中の観光施設料とか、緊急時のタクシー代とか、私にとっては数えるほどしかありません。
実験というほど大げさなものでもありませんが、以前、何かの拍子に買いたいと思ったものをメモしていた時期がありました。
文房具、カメラ、自転車、家具など…合計15個ほどにはなったと思います。そしてある程度時間をおいたあとにその欲しかったはずの15品を改めて確認すると、本当にほしい!買おう!と判断できたものはせいぜい5品程度で、あとは「いらねー」や「あとでいいや」となりました。
この例からもわかるように、瞬間的に発生する物欲ほど当てにならないものはありません。
ステップ3:自分なりの基準を設けて白黒を判断する
上の3条件が成立するのであれば、それは躊躇せず買うべきですし、買わなきゃ損!くらいの強い思いで気持ちよく買うべきだと思います。そしてこの「買う」「買わない」の基準については、自分なりの基準を持っておくことをおススメします。
常に何かを買うときは、その基準に照らしてみて、基準内であれば即買いで時間を節約、基準外であれば見送りでお金を節約…という二刀流が最も合理的ではないでしょうか。
自分なりの基準の中で熟慮して購入したものであれば、買って後悔したり、買って無駄にすることも少なくなるはずです(仮に後悔したとしても散々検討した結果ということで諦めがつきます)
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